ついに手術の日。
とにかく途中で麻酔が覚めたら死ぬなっていう不安しかない。
手術前にお母さんと少しだけ会えた。
コロナ対策で面会はできないんだけど、病棟のドア少し開けて3言くらいの会話は許された。
そして手術室までは自分の足で行くんだけど、まじでドラマでみるような手術室でちょっとテンション上がった。
そんで、ベッドに横たわった瞬間に色んな人が色んな器具を私の体に取りつける。
心電図のやつもつけられて、ちょっと早いペースでピッピッってなってた。
酸素マスクは息がしにくくて邪魔だった。
手術室はうっすら音楽流れてたけど知らんJPOPだった。
リクエストできるならBON JOVIとか無敵感あるやつにしてくれ。
全身麻酔にかかる前の最後の記憶は、いまからマスクからお薬出ますけど肩から腕が痛くなるかもしれませんって言われて、ほーんそうかと思ったとこで意識は途切れた。
次に目が覚めたのは名前を呼ばれたとき。
覚醒した瞬間に顔面殴られたんかと思うくらい痛くて、すぐに痛み止めいれてもらった。
そのまま回復室に運ばれて、1晩そこで過ごすんだけど、その1晩が地獄のような時間だった。
まず尿管が気持ち悪い。
ずっと気持ち悪いんじゃなくて、ふとした瞬間に存在を思い出して不快になる。
あとは浮腫防止なのかときどき膨らんで足を圧迫するやつがふくらはぎに着いてるんだけど、これが本当に不快でいらいらする。
口の中の傷口は、上顎も下顎も切ってるんだけど、下顎に血を外に出す管ついててこれが邪魔。
ペンダントみたいに胸のところに血のタンクぶら下げてるのもシュール。
上顎は鼻の粘膜の近くを切ってるから鼻血が止まらない。
生まれて初めて鼻血出たんだけど、こんなにも静かに流れ出るのかってのは新発見だった。
極めつけは、まだ血が出るから溜まったら吸引器で吸い出すんだけど、それでも血は飲んでたみたいで夜中に吐血。
ごふって血が出てくるの本当に気持ち悪い。
人間、血を飲むと吐くように出来てるらしい。
手術前日の夜ご飯以来何も食べてないけど気持ち悪さが勝って不思議とお腹は空かない。
ただただ痛みに耐えながら眠ることも出来ずベッドでじっとしてるのつらい。
完全に横になるとしんどいから、ベッドというかほぼ椅子みたいな状態。
隣がナースステーションで研修医のみんなとかの話し声にいらいらする。
担当医4人に身動き取れない状態で覗き込まれるの恐怖でしかない。
私が人よりも感覚が過敏なのもあると思うけど、自分や周りの状態を意識するほどしんどくなってくる。
回復室にゲームとスマホ持ち込もうとして怒られたけど、こんなことならゲームでもして気を紛らわせた方がよっぽど楽。
そして翌朝、ついに自分のベッドに帰ってきた!
だいぶ気持ちは楽になったけど、それでも落ち込みとか苛立ちが酷かった。
お母さんの面会もお断りするレベルには心が死んでた。
翌日の昼から食事が始まるんだけど、
噛めないから仕方ないけど、食事感なさすぎて食欲なんてどこかに消えた。
こんな食事ですらぜんぜん食べられなくて、栄養補給のために点滴の期間が延長になった。
おかげでまた気分が落ち込む。
術後ってつらい!



