次世代の車 | 試験に出ない〇〇

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【EU】35年ICE車販売禁止に暗雲 独伊などが反対姿勢=7日採決

-yahooニュースより-

 

これをもって、トヨタが勝った、なんて言っている人もいるけど
もうちょっと詳しく見る必要があると思う。

ドイツが反対している理由に挙げているe-フューエルってのは
日本で言うところのバイオ燃料の事です。
バイオ(ミドリムシ)を培養する際に
光合成をおこなう→CO2を吸収
そこに植物油を加えるなどの手間を加えてバイオ燃料となる
つまり製造過程でCO2を吸収しているので
その分と排出時のCO2を相殺するという考えです。

この研究も日本は結構進んでいて
先日、トヨタが水素エンジンの車をレースに出した時
マツダをはじめとしたグループも
バイオ燃料車で同じレースに参戦していました。

 


動画にあるように、ディーゼルエンジンにも使えるので
ドイツはバイオ燃料の研究もやる
という意思がうかがえると思いました。

ドイツでは、昔33km/l以上の燃費の車を造らないと
販売禁止するっていう法律ができたことがありました。
その時はディーゼルエンジンで対処していました
その時の研究の蓄積があるので
バイオ燃料の研究は一つの方向として確保したい
という事なのではと私は思っています。

今までのエンジンに使える、といってもディーゼルエンジンなのでディーゼルエンジンの欠点がそのまま乗っかかってきます。
出力がガソリンより少ない。
なので小排気量のエンジンはほぼありません。
バイクや軽にディーゼルがないのはそのためで
海外でも何台かディーゼルのバイクはありますが
どれも排気量は確か650cc以上だったと思います。

EVの場合、EV自体の問題点の他に
バッテリーの製造にレアメタルを使っている
→産出最大手の中国が入り込む隙ができる
という事もあるので
完全にやめろとまでは言わないけど
100%EVへシフトというのは
まだ待った方がいい。
これからの研究開発で
レアメタルを使わない電池
ができてからでも遅くはないのでは
というのが私の考えです。

レアメタルの採掘は太陽光パネルと同様に
多大な犠牲があるという事を忘れちゃいけない。
つまり
太陽光パネルが「屋根の上のジェノサイド」というなら
EVが「走るジェノサイド」って
言われる日が来るかもしれないと思っています。