一票の格差 | 試験に出ない〇〇

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先日の参議院選挙の一票の格差が3倍をこえていて
違憲状態という判決が出ました。

 

【速報】「1票の格差」訴訟 7月参院選は「違憲状態」 選挙の無効は認めず 大阪高裁

yahooニュースより


これだけを見ると、一大事のように考えるかもしれませんが
確かに格差があるのはおかしいと考える人もいるのでしょうし
判決のように違憲状態と言われてもおかしくはありません。

ただ、何度も違憲状態って判決が出ても
政府は根本的に変えるつもりはないって事もわかっているので、
選挙後によく争われるこの手の裁判も
私は少し飽きてきつつある感じがしています。

本気で格差をなくすというのであれば、
以前聞いたことのあるアメリカの選挙みたいに
選挙区の区分けは裁判所が行うくらいの事が必要になります。
それをやらないのですから、そこまでやる気はないのでしょう。
…というか、そんなに大きな問題ではないと思うんだけどね。

少ない票数で当選できた選挙区って、それだけ人口が少ない。
という事は、住んでいる方に会いに行くだけでも

結構な労力が要ることになると思う。
都心で演説すれば、事前に何の告知をしなくても

数百人単位で人は集まる
でも、離島でってなると
離島に行くだけでも相当な出費になるし
集まる数も住民の数が上限になるので
集まる数はおのずと決まってしまいます。
一票にかける労力って見方をすれば
実は一票の格差で言われている程の差ではないと
私は考えています。

 

ちなみに、以前聞いたことのあるアメリカの選挙では
選挙区の区切りは選挙のたびに裁判所が決める
なぜ裁判所かというと行政・立法に対して権限を持たない
司法、つまり裁判所が選挙区の区切りを決めて
一票の格差はほぼ1、つまりほぼ格差がない状態にしている
というのを20年くらい昔聞きました。
ただし、単純に人の数だけで区割りを決めるので
県とか市区町村の境界というのは無視することになるし
選挙のたびに選挙区が変わって
前回はこの候補の中からだったけど
今回はこっちの候補の中から選ぶ
という事が頻繁に起こる地域が出てくる
という問題も出てきているようです。

うちの地域では〇〇急便と〇〇運輸の荷物は
同じ一つの業者がやっていました(最近、変わったみたい)。
まあ、それくらい地方にモノを届けるってのは
いろいろの労力がかかります。
そういう地域の選挙を考えるとき
弁護士のグループが格差がって騒いでいるのって
労力などの他の面を無視して言っているだけ
に見えちゃうのは私だけかな。