平成六年七月産まず女の庭のミカンに花が咲くいつの日か木下サーカス来なくなる島を買う夢を生涯持ちつづけ魔がさしたことで若さがゆるされる信号の黄でさまざま処世観札束を見ている僕も未遂犯正体を見せて夫婦が昼寝する米櫃に恨みつらみがある大志暗転の中でドラマを待つ枕会者定離胸の窪みに五月闇 (川柳りーふ163号掲載)