木原音瀬さんの『美しいこと』が講談社から文庫で発刊されました。
買おうかどうしようか迷いつつ、
コノハラーとしてはやはり買わずにはいられない
ってことで買っちゃいました(笑)

講談社版『箱の中』と同じく、
こちらも『美しいこと』だけの収録で『愛しいこと』は未収録です。

講談社という大手出版社の文庫に物語が完璧に収録されてしまったら
ホリーノベルズ版が売れなくなってしまう危険性が高いですし、
BLレーベルを護ることを考えれば私は納得なのです。

そういえば雑誌掲載時は「美しいこと」だけだったんですよね。
ノベルズ化で下巻に書き下ろし続編「愛しいこと」が収録される
というBL仕様なわけで。
さらに全サ小冊子「愛すること」があったというのも
BLならではの売り方なのかな。

【関連記事】
美しいこと(上)(下)
[全サ小冊子]
 愛すること
[BLCD]
 美しいこと  愛しいこと
[舞台関連]
 舞台『美しいこと』パンフ (2010)
[DVD]
 舞台『美しいこと』 (2010)

[講談社版]美しいこと 著者:木原音瀬 カバー装画:mieze
講談社文庫 一般小説 2013年3月
★★★★
美しいこと (講談社文庫)/講談社
¥630
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◆あらすじ(裏表紙)
別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快◇感にはまった松岡。 ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。 寛末の純粋な愛に惹かれた松岡は「女装」のまま逢瀬を重ね、告白を受ける。 叶わぬ愛の苦しさと美しさを描き、舞台化もされた、木原音瀬の最高傑作。 ◆
 (あく金対策で◇挿入)

感想は読メからコピペしたものに加筆修正しています。

『美しいこと』上下巻は木原作品の
マイお気にトップクラスなんです~。
箱檻とCOLDシリーズとで私の木原ベスト3!

何度も再読しドラマCDも舞台DVDも。
ドラマCDでは松岡@たつが迫真だったよねー♪

舞台では寛末役の井坂さんがとても印象的だった。
井坂さん、イケメンワイルド攻め様というイメージなのに
舞台では見事にヘタレ寛末だったから役者ってスゴイ!
と驚いた記憶があります。

DVDは一度観たらもういいかとドナってしまったけれど
今また観たくなってて困る!
買い戻したくなってきそう…www

それほど好きな作品なので講談社文庫もしっかり読みました。

ノベルズ初読時は「寛末め!」とも思ったけれど
これまで何度も再読し、久しぶりにまた読んでみると
やはり彼の反応はノンケとして一般的なのだと思えます。

結婚まで考えるほど惚れた女が実は男だったなどとは
想定外過ぎて逃げの一手なのも無理はないかと。
松岡の気持ちを知れば尚更ですし。

「美しいこと」のみ収録のこの本、
一般小説としてはこの結末もありかな。
寛末の優柔不断さが前面に出て終わってるけども(笑)

BLお約束の恋の成就までを読みたい方はノベルズ下巻をどうぞ!
ただ、木原作品なのですんなりとはいかず、
寛末にさらに苛々させられるかと思いますがw

ノベルズはショーコさんの絵があるけど、
文庫には挿絵がないから読んでる間ずっと
寛末が井坂さんの顔で脳内変換されてました(ノ∀`*)ンフフ♪

続けてノベルズ版の下巻と小冊子『愛すること』も読みました♪
でも、こちらには再読感想の記事は上げません。

木原作品は読メを始める前に読了してしまっているものが多く、
読メには感想があげていなかったので
そちらにはupしておきました。
気が向かれた方は覗いてみてください。

↓は読メの『美しいこと(下)』のナギ感想のURLです。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27498474

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