中原さんの新刊です。
あばずれのスピンオフ。

惣流家の次男の話と、父ちゃんの話の2編
プラス書き下ろし。

うーん。中原さんにしてはぬるい感じがしました。
ストーリー的にも、エロ的にも。


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あばずれ


ろくでなし 著者:中原一也 イラスト:和がね屋匠(「かね」の字がみつけられません)
リブレ出版BBN BL小説 2010年5月
★★★

ろくでなし (ビーボーイノベルズ)/中原 一也
¥893
Amazon.co.jp

◆あらすじ
『誰もまだ手をつけてないまっさらなあんたの躰に触れるのは、俺だ――』 粗野でがさつな警備員・一郎に、秘密を知られたエリート社員の貴文。 黙っていればいい男だが、口を開けばセクハラオヤジ!! 自分の人生にこんな男がかかわるなんて!?と、悲観しつつも一郎の巧みな手淫に溺れ、耳元で囁かれる嗄れ声にイカされる…。 不遜な最強オヤジ×美人ツンデレ眼鏡の愛heart 一郎の息子・空の気弱なキチク眼鏡男との恋も収録。 1冊で2倍美味しい
 


最初は、あばずれのスピンオフとは知らずに読んでました。

読み始めると…

――ん?子だくさんの家庭?父ちゃんが大雑把?
よそんちの子が混じってても気付かない?
どっかで同じような話を読んだなぁ…――

などと思い始め、[陸]という名にも覚えがあるので
記憶の糸を手繰ったら、

(あれ?中原さんの作品じゃないか?)
っというのにたどり着き、あとがきを確認したら
『あばずれ』のスピンオフだと書いてありました。

で、思い出した~!
ヤンチャな受けと、鬼畜弁護士の攻めだったとwww
面白かったんですよね~!

でも、今回は私的にはイマイチだった。

「うそつき」が次男の話ですが
テンポはいいんだけど、軽快さに欠ける、
エピソード的にもちょっと引っかかりを覚えるし。

年の差カプで、気の弱いヘタレな獣医・志垣が攻めなんです。
空は17歳。
これまた惣流家の息子らしくヤンチャだったりします。

志垣が空の弱ったところにつけこんで
欲情を暴走させてしまうなら、
もうちょっと勢いつけて欲しかったかも。
泣かせてもいいから突っ込んじゃえよって思ったりしてwww
↑キチク…


で、「ろくでなし」が父ちゃんの話。
父ちゃん、エロさが足りないなぁと。
もっと牡のフェロモン垂れ流そうよ。

や!父ちゃんカッコいいんですよ?
私、すっげ好みです。
でも、だからこそ、もっとエロさを出してくれ。

受けの相沢もツンデレというには
ちょいと弱いかなって感じ。
もっとツンツンしちゃおうよ~。
でも、弱い部分もあって
それが不器用さに繋がってるから
すごく可愛くて好きだけど♪


イカン!中原さんのエロオヤジに
目いっぱい期待して読んだから
期待しすぎて物足りなかったんだな、きっとw

お話的にはどちらも面白かったんですよ。
ただ、個人的に少し物足りなかったというだけで←

それとオヤジ萌えな那義なので
父ちゃんの話をもっともっと読みたかったというのもある。

父ちゃんのエロさが存分に発揮されるのは
この後なんだろうなぁと思うから
父ちゃんだけで1冊読みたかった感じです。


それにしてもオヤジ(一郎)、長男(陸)、次男(空)が
みんなホモって惣流家、美味しいですね~(o ̄ー ̄o) ムフフ
まだ下に、大地と太陽という男の子がいますが
11歳と5歳なので、BLはムリですなw

オヤジ、陸、空、それぞれの彼氏を連れて
一堂に会するシーンが読みたいなぁ!
ドタバタコメディになるだろうから楽しそうじゃない?

一家全員プラス恋人たちで
温泉旅行にでも行ってくれないかな!
惣流家は貧乏だけど、
彼氏たちはみな金持ちなので
スポンサーは彼氏たちってことで!



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