昨年もこの場所に咲いていたけなげな植物

 

 

ゼフィランサスの仲間でメキシコ原産とされる園芸植物「サフランモドキ」。

 

しかし日本においては所々、地方によって自生していて、園芸植物の逸出だと考えられています。意外と色々な場所で見かけます。

 

いつもバス停までの歩く間にある排水溝の蓋隅に、写真の様に僅かな隙間から葉を出して、そして毎年この時期に花を咲かせる。どうしてこんな所にやって来たのでしょうか。誰かが植えたとは考えがたいのですが。

 

この植物の強さには驚かされます。昨夜の雨で花は少し打たれたのでしょう、下向き加減です。

 

Zephyranthes carinata

 

けなげな植物とでも言いましょうか、強い生命力を感じます。

 

ただこの植物は球根植物。地下に数センチの丸い球根があります。この隙間の僅かな場所に小さかった球根が徐々に大きくなったものの、今以上にはきっと大きくなる事が出来ないのだろうと思える隙間の狭さです。

 

それでも毎年、2~3本の花序を挙げると言う事は、球根も分球しているのだろうと推測されます。もっと広い所に植えてやればもっと増えるだろうになぁ~とも思います。

 

実は我が家にも昔からあって、栄養源が余り無い場所であっても絶える事無く、同じ時期に下写真の様に、綺麗な花を咲かせています。

 

 

少し花の色は、路傍の花より濃いめですが種は同じです。本当に同時期に咲くから不思議なものです。植物は人間以上に自然を感じ取る力が強いのかも知れません。或いはホルモン(植物ホルモン)の分泌が確かなのかも知れません。

 

いずれにしても毎年この時期に楽しめる素晴らしき生存力、あっぱれ~~!!。

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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