綺麗な花がこんな所から生えてる事皆気付いてる？
園芸用植物として植えられる事が多いこの種の代表的な花、「タチアオイ」（属）。
川の土手や草むらに、時に自生している姿を見かけますが、今回はこんな所で。
少々驚きに似た声を出してしまいました。幹線道路の歩道との僅かな隙間から周りのアスファルトを少々持ち上げる様に、直立して発育して来ている姿。冬場で上部が枯れている状況だと気付かないかも知れませんが、今の時期は綺麗な花を着けるので一目瞭然です。
ある意味、あっぱれな姿です。
＜ Althaea rosea ＞
アオイ（アオイ科・タチアオイ属）の仲間はフヨウ含めて多くの種類がありますが、花の形はよく似ています。食用のオクラも同じ仲間（科）ですが、花の色は薄黄色い花です。ともに葉を見ているだけでは見分けにくい程、酷似しています。
裏返せば、このタチアオイも花の後、オクラに似た種子を着けます。基本的には宿根草、即ち多年草ですが、環境が悪いと一年草となる事もあります。種子でも良く増えます。
ちなみにこちらの種子はオクラの様に食する事は出来ませんが、生薬として、花序・根共に利用出来る様です。
しかしこの隙間から良く発育したものです。「立ちませぃ～～」と言われてシャンと立ち上がった様な姿が好きです！！。
さてさて、周りには他に発育している姿は見かけられず、また近隣には庭のある様な一般家庭も見かけない地域ですから、何かの荷物にでも着いて来た種子が、風でこの地に落ちてしっかりと発育したのでしょうかねぇ～～。
いずれにしても素晴らしい生命力です。ヒトも強く生きなければいけませんねぇ～（笑）。
りんごいちご
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