こんなに重宝する物とは考えもしなかった
数年前までは、全く見向きもしていなかった「携帯式カイロ」。いわゆる「ホッカイロ」の類い。
要するに不織布の袋に入った粉末を摩擦させる（振る）と熱を発すると言う物。
冷え性の人が使用する物で、暑がりの私にとっては全くの無用の長物だと思っていました。しかも局所的に熱くなる事も好きでは無かった事から、本当に見向きもしないどころか、そんな物を使用している人の気が知れない・・・・とさえ思っていました。
そう、あんなものは全く必要の無いものだと思っていた私です。
しかし昨年くらいから朝の出勤の際、手が冷えて携帯電話機すら触るのが億劫になって来ていた事から不意に、昔子供の為に買い溜めして買っておいた物を思い出し、期日が経っているけれど使えるのかなぁ～～と言う思いを持っていながらも使用してみたら、これが凄い。
確かに掌で握っていると、最初は掌だけだったものが、腋の下くらいまで気付けばホカホカしている。
また仕事中もズボンのポケットに入れておくと、鼠径部辺りからやがて足の先までが暖かくなる。これは不思議でした。要するに鼠径部を温めると言う事は、その近傍を通る血管・リンパ管などを介して、末端機関（末梢）までが暖かくなると言う事実。
これには今まで全く気付かない事実でした。冷え性対策・・・・では無いものの、確かに使い始めると、今では止められなくなる気持ちが良く判ります。
そして極寒の日は、私も迷わず使ったりします。毎日では無いですがね。
さてこのカイロの中身ですが、黒い粉末がガサガサ入っています。
成分は、粉末の鉄、人工用土（バ－ミキュライト）、活性炭粉末で構成され、水分を多く含んだ人工用土が鉄の酸化を活性化させ、活性炭中の空気（酸素）で一気に加速的に化学反応（水酸化反応）をおこさせ、それによるQ熱（発熱）が起こるというもの。
４Fe＋３O2＋６H2O＝４Fe(OH)３＋（９６Kcal/mol×４）
しかし不思議なのは、どこのメ－カ－も発熱の温度上限がほぼ同じである事、持続時間も概ね同じである事・・・・厳しい規格があるのでしょうけれど、凄いな～～と感じます。
それともう一つ、この使用済み商品を回収して再利用出来ない物かと・・・・そんな事も考えてしまいます。何故か勿体なく感じて・・・・。
さてそんな使い捨てカイロ・・・・。最近は安くなりました。箱入りで購入しても実に安い。イイですね。重宝します～～。
りんごいちご
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