「ライナ-列車」の運行に疑問を感じる~~

 

 

 

前から思っていた事なのですが、いつも通勤で利用する京阪電気鉄道。

 

前回のダイヤ改正で登場した「ライナ-」と言う名称の、「全席有料指定席特急列車」。これの必要性や運用方法について思う事。

 

平日朝のラッシュ時間帯に、京都・枚方市(大阪府)・樟葉(枚方市)から一本ずつ(合計三本)、そして平日夜は大阪から京都方面(出町柳迄)に二本、運行されているのですが、それに過去帰路に三回乗った事があるのです。

 

その中で、往路(朝の出勤時間帯)は乗った事がありませんが、帰路にのみ酷く疲れた時や荷物が多い時に、乗った事があるのです。

 

その内の二回は比較的時間帯の早い、午後7時過ぎに大阪・淀屋橋を出発する列車であり、この列車(19:03淀屋橋発)は時間帯的にも帰宅する人が多い時間帯。全席指定でも意外と人が乗っているのです。

 

席が取れないと言う事は先ずありませんが。

 

しかしつい先日、たまたま手荷物が多い上に、偶然その時間帯に乗ったのが、大阪・淀屋橋~21:50発のライナ-特急。この時間帯は初めての乗車でした。19:03発の列車と同じくらいの乗車率かと思えば、全く様相は異なりました。

 

 

上写真はその乗車した際の物。大阪・京橋駅を発車して直ぐの状態の時。5号車の前から後方(淀屋橋側)を撮った写真。実に見事私一人の乗車でした。

 

誰も乗っていません。一車両に平均5人以下程度の乗車人数。余りにも少ないのでパ-サ-の女性乗務員に少し聞いてみましたが、大体毎日こんなもんだと仰ってました。強いて言えば金曜の夜は、これよりは少し乗車率がUPするとの程度。

 

勿体ない事だと感じます。京阪特急の夕方ラッシュでの京都方面で最も乗車率が高いのが、京橋→枚方市駅間。次いで枚方市→樟葉駅間。

 

その京橋駅を出てもこの有様。これでは運行上ロスが多すぎるのです。

 

しかしそもそもこのライナ-列車は、通常シフトで走行している時間帯の「特急」を代替して走行している訳では無く、通常の運行シフトの時間の隙間に追加して走らせている感じであり、また停車駅は通常の特急と同じ。むしろ時間調整の為に途中の、枚方市駅・樟葉駅での停車時間がやや長くなっています。

 

料金は300円~380円。その費用を出してでも確実に座って行きたい人には良いですが、その費用を安いと思うか高いと思うか。

 

ただ今疑問に思うのは、一番ラッシュで混み合う時間帯の、18時台か20時台に移行した方が、絶対に乗る人が増えると考えるのですが・・・・。一番座れない(途中駅から乗る人にとって)時間帯ですから。

 

この事はパ-サ-の乗務員にも話ししたのですが、同じ様に思うと仰ってました。だって暇そうですから。

 

 

しかしこれらの話も始発から乗る人にとっては、全くと言って良い程の不必要の話。かつての様に中之島線が無かった頃に、天満橋駅から複々線になっていた頃なら、天満橋駅発~~と言う車両も運行可能だったと思うし、今なら中之島発の特急を作っても良いと思う。中之島線は殆どラッシュでも席が空いている状況ですから。

 

これなら途中駅の京橋駅から乗る人にとって通常特急でも、京都方面にラッシュ時間帯に座れる可能性も出て来る。一時期、枚方市行きの特急があったけれど、直ぐに無くなってしまった事も覚えにあります。

 

 

と言う事で、次回のダイヤ改正の際にこの「ライナ-列車」、どうなるのでしょうか。ちょっと楽しみにして観ていようと思います。

 

 

 

 

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