毎日下ばかり見て歩いている訳では無いけど

 

 

 

コロナウイルスのお陰で、心まで枯れて行きそうな気分である時こそ、こんな路傍の小さな花にまで眼が行ってしまう。良い事なんだけどね~。

 

毎年この時期に我が家でも咲き続ける花があるのですが、それと同じ花が、最寄り駅から自宅までの徒歩途中、ふと歩道の端、それも縁石との僅かの隙間に生え、見事に花を咲かせていました。

 

思わず「あっぱれ」と拍手したくなりました。

 

誰かが植えたとは到底思えない場所。しかも周りには植物を植えておられる家も無い所。

 

Anomatheca laxa

 

アノマテラ・ラクサ(ヒメヒオウギ)の花。アヤメ科フリ-ジャ属の小型の花。花序が上がり蕾が大きくなるまでの頃は、本当にフリ-ジャの花を小型にした様な形が良く似ていて、アヤメ科である事がよく解ります。

 

今の時期に目立つ色の花を着ける事で、こんな小さな花でも、そして路傍に咲いていても私には確実に眼に入ります。

 

この場所でもカナムグラが優占種で、そんな中に紛れて生える強さ。勿論球根植物ですから、球根が朽ちない限り、毎年この場所に生えて来ると思いますし、出来た種子はほぼ確実に明くる年発芽します。

 

黒い種子は一つの花から3~4個は通常実りますので、上手く行けば来年は株が増えているかも知れません。それも期待しますが~。

 

で、過去にこの記事に掲載した我が家の庭に毎年生える株。消えたりまた違う所で開花したり~と、一気に沢山増える事はありませんが、消える事は無く花を咲かせています。

 

 

昔に記事にした時に掲載した写真ですが、この年は下草などを殆ど間引かずそのままにしていたので草むらみたいになってます(笑)。

 

この写真を見ても思うのですが、土壌に直射日光が当たる場所より、意外と下草によって湿潤な環境である方が、アヤメ科の植物には良いのかも知れません。

 

今の家のこの同じ場所は、家内が雑草を刈り取って、綺麗な土壌にはなっていますが、株は小さな物しか残っていません。その辺り(雑草の駆除)が原因なのかも知れません。最初の路傍の写真も下草がある訳で、こう言う土地を望むのかも知れませんね。

 

 

いずれにしても雑草に負けずに、毎年この地で花を咲かせて欲しいと思います~~。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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