定かでは無いですが~40年くらい前から?
今では当たり前かの様に、フライ物(揚げ物)にレモンが添えられ、提供された客は時に、本来の料理の持ち味を確かめる事無くそのレモンを即、搾りかける人もいる。
それは余り好きでは無いのですが・・・・。それは良いとして~、
以前も記事にした事があるのですが、この添付レモンの事。
しかしふと思うのは、このレモンを添えられる様になったのはいつ頃からなのでしょう。
考えてみれば物心ついた大学生の頃、夜に京都市内の中心部・歓楽街に良く出かけました。それは大学が左京区にあって、周りに余り気の利いたレストランやパブ、居酒屋が無かったからなのですが。そうラ-メン屋さんとか、焼き鳥の店はありましたけど。
その頃に、今は何処でも当たり前かに見かける、いわゆるチェ-ンの居酒屋がそろそろ増え出した頃でもあります。
学生時代を謳歌していた頃、そんな酒場に同級生達と良く通い詰めたのですが、その頃には既にフライ物を注文すると、概ねレモンが添えられていた事を思い出します。
誰に教えられる訳でも無く、その添えられていたレモンを、一緒にいた誰かが絞ってかけ、食べる事を見ました。それを考えると、推測の域を超えませんが恐らく、このチェ-ンの居酒屋が安価で料理を提供する様になった頃からでは無いかと思います。
そうですねぇ~~、年齢がバレますが、1980年前後では無いでしょうか。勿論自宅ではそんな風習(提供の仕方)はありませんでしたし、飲み物ですら、「ハイボ-ル」や「タコハイ」(と言う名称のお酒)などが学生の間で流行しだした頃でもあったと思います。勿論この「ハイボ-ル」の様なお酒の飲み方は、もっと前からあったと思いますが。
レモンは日本の場合は「味の添付」、または「油濃さを緩和」、「消化補助」としての利用価値が大きいですが、そもそもこのレモンは地中海沿岸地域での料理によく利用され、主たる用途は日本よりももっと「味の強化」、「調味料的使用」が多いと思われます。
なので揚げ物に拘らず、例えば「パエリヤ」(パエ-ジャ)などにも普通に使われる一種の具材でもあり、調味料でもあるのです。
今では当たり前かの様に付いてくるレモン。やはりそのル-ツとなる事情はあったのです。
さてついでに、その居酒屋的時代背景において、料理について思い出にあるのが、「グリ-ンアスパラ」の茹でた物に対する驚き。今では普通に食べられるのが当たり前。その頃はアスパラガスと言えば、缶入りの「ホワイトアスパラ」の水煮・・・・しか知りませんでしたしね。今では逆に缶詰を探そうとする方が難しかったりして。
居酒屋のメニュ-も、その頃は今程多くの種類もありませんでしたし、盛り付けも今程洒落た感じでは無かったと思います。勿論学生時代なので、料亭とかに行く事は無かったでしょうから、料理はそんな物だと思っていました。
樽生、いわゆるドラフトビ-ルも今程当たり前ではありませんでした。多くは瓶ビ-ルでしたしね。
さてさて、ふと思った「添えられたレモン」について~~。そこから思わず若き頃の居酒屋風景を思い出してしまいました~~。
りんごいちご
.