北国では春を呼ぶ花なのでしょうねぇ~

 

 

 

「こぶし咲く~あの丘北国の~ああ北国の春」

 

~でおなじみの、この時期の花「コブシ」の仲間。今回はそんなマグノリア属の一種、「シデコブシ」の花が川の土手~~と言うよりは、土手上の道路沿いに咲いていました。

 

実際にこの写真を撮影したのは4月初旬。京都府宇治市での撮影です。

 

< Magnolia stellata >

 

モクレンの仲間である事から、同じマグノリア科(モクレン科モクレン属)として間違われそうなのですが、花の形状が異なります。

 

いわゆる「モクレン(シモクレン=紫木蘭)」と、花期はほぼ同じかやや「シデコブシ」の方が遅い。なので、この花を見た時には、近くにあったハクモクレンは、全て花弁が散って、新芽が沢山出ていました。

 

写真の様に、このシデコブシは開花時の花の向きは、上下様々な方向を向いて咲きますが、ハクモクレンやシモクレンは、蕾は上を向いて着く為に概ね斜め上部を向いて咲き、しかも花弁が余り広がりません。

 

そして、同じコブシの仲間でも、通常のコブシと大きく異なる点は、花弁の数がかなり多い事。10~30枚くらいの花弁が着きます。

 

 

因みに多くは純白の花弁ですが、希に薄いピンク色の花弁を着けます。そしてこの花びらが散った後、小さな紅い種子が実ります。しかしこの植物は自家受粉をしない(自家不和合性)ので、自然の結実を観るのは、意外と少なかったりします。

 

さて、今年は本当に春が一気に来ましたから、一挙に色々な花が咲き誇る姿を見ます。もう暫くすれば「ツツジ(サツキ)」の季節となります。5月ももう直ぐそこですからね。

 

 

とにかく今は外に出歩く事でさえ躊躇われる時節ですから、何時になったら心置きなく自然とゆっくり対話出来る様になるのでしょうかねぇ~~。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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