桜の花の少し前に満開になるこの純白の花
スタ-ダストレビュ-の楽曲に、「木蘭の涙」という曲がありますが、毎年この時期にこの樹花を見ると思わずその曲の、あるフレ-ズを思い出してしまいます。
「幾度目かの春の日、あなたは眠る様に空へと旅だった」
「木蘭のつぼみが開くのを見るたびに、あふれだす涙は夢のあとさき」
それと同時に、今は亡き長男の事を~~。
昨日、3月24日は、生きていたら31歳になる長男の誕生日でした。
命日より誕生日の方が記憶の中で強く残っています。それはもしかして家内も同じかも知れません。母親の方が父親より肉親感が強いのは、これは哺乳類の動物全てにそうかも知れません。
出産という神秘的な瞬間を体感出来るのは母親だけですからねぇ~。
< Magnolia denudata >
さてそんなモクレン属の中で、今の時期に白く大きな花びらを着けて咲く、この「ハクモクレン」。最近は比較的あちらこちらで見かける様になりました。
元々一般的だとされるピンク色のモクレンは「シモクレン(紫木蘭)(木蓮)」であり、中国南部~西部地域の原産だとされています。こちらの「ハクモクレン」は原産が記載されていません。
花びらの形状は面白く、開花前はくちばしの様にやや反った形で膨らみ、太陽の当たる側から膨らみ始め、開花時には片側に偏って開きます。一般的には太陽光の当たらない側に開く様な形状になります。
さてそんなもう春の様な一日、早朝でももうコ-トは不要な時がある季節となりました。この写真を撮ったのが午前5時50分。夜も明けています。日の出の時刻も早くなりました。
この花が咲けば・・・・もう確実に春です・・・・。
りんごいちご
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