ほんの数時間の外出でしたが満面の笑顔が
１月５日、母は満８９歳になりました。来年はもう９０歳。
まあ来年の事を言うのは、いささか早いのですが、毎年の事母に言うのは、「こうして元気で誕生日が迎えられたので、このまま来年まで、また元気でいて欲しい～～。」
「まだお母さんの寿命は来ないよ！！」と。
そう言うといつも、「はははは～」と笑う母。
施設に入って２度目の誕生日。そして先週末に一週間遅れでしたが、２度目の誕生日会を催してくれました。今年はしかし家内がタイミング悪く、酷い風邪と言うか長い間咳が続き、この日も体調が悪く同行出来ませんでした。致し方無い。
と言う事で今年は、私と母、それに担当してくれている施設の介護職員の３人で出掛けました。昨年と同じ回転寿司のお店。これは今年も母の要望に応えた感じ～。
飲食する時は総入れ歯を着用しているので、顔が比較的しっかりした角のある顔立ちに見える。いつも私が施設に行くタイミングは、食事時間も過ぎ寝る前か、食間時間なので入れ歯を外している。
すると一気に老いた年寄りに見えてしまう。相変わらず垂れ目の顔は昔から変わらない。
しかしご機嫌で、いつもからは考えられない程の、食事を沢山摂ったと思える。５皿（１０個）とケ－キを１つ。そしてコ－ヒ－も一杯。ちょっとカロリ－摂り過ぎだとは思うものの、今日ぐらいは良いか～～と、むしろ微笑まれました。
そしてお迎えに来て貰い、再び施設に帰宅。
いつも思うのは施設外に出た帰り道、我が家に帰りたい・・・・と言うのでは無いかと思うのと、本当は家で一緒に暮らせれば言うまでも無い事・・・・と言うのも判っている事なのですが、実際の所はそれは難しい。
母にいつも心の中で・・・・「ごめんね」。そう言っているのが聞こえるのかどうか、滅多に口にしません。もう今の施設が、老健施設・・・・と判っているのか、病院だと思っているのか、何れにしても心は苦しい。
こうして母の満面の笑顔を観ていると・・・・余計にそれを感じる・・・・。
りんごいちご
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