全国初の無人カラオケボックスを体感しました
先週の金曜日（１１月２９日）、業界初となる「無人カラオケボックス」が、大阪府東大阪市に誕生しました。開店前から情報は聞いており、通常のカラオケボックスとの違いや長所短所を偵察に行って来ました。
長所短所は後で書くとして、こちらのお店の紹介だけ先にしておきます。
西日本で最大規模を誇るジャンカラが、「ジャンボカラオケ広場（本社・京都市中京区）・鴻池新田店（東大阪市鴻池町）」を展開しました。
ＪＲ学研都市線の鴻池新田駅北口前にあるのですが、駅北口を出ると目の前のビルにあり直ぐに判ると思います。ビルの２Ｆが入り口なのですが、そのお店に入店する前に受付機があり、スマ－トフォンの会員証読み取りで全てが始まります。
要するに、会員以外は入店出来ないと言う事です。また複数人数で入店する際でも、一人ずつ会員証をかざして扉を開ける必要があります。即ち全員会員で無いと入店出来ない事になっています。
入店するには、受付機で会員証を読ませた上、まず条件を選びます。利用コ－ス（３０分単位かフリ－タイムか等）、利用時間、そして飲み放題のコ－ス（二種類あり、ソフトドリンクだけか、アルコ－ルの全てを含むか）を入力します。完了すると部屋番号と利用時間の印刷されたレシ－トが出ます。
そこまで手続きをしたら会員証にて、入り口扉の施錠が解かれます。それで入店し指定の部屋に入ります。前述の様に、一人ずつ会員証をかざし、入店する必要があります。
館内の構造は他の店舗と大きくは変わりませんが、ただ一部屋の構造がやや狭いという感がありました。ワンフロア－なので、部屋番号は二桁までです。
無料ドリンクバ－も構造はほぼ同じですが、飲める種類はやや異なります。そして他の店舗と決定的に違うのは、スナックやカップヌ－ドル等の自動販売機がある事、そして電子レンジが設置されている事などです。
勿論持ち込み全てＯＫですから、冷凍食品や冷蔵食品の加温も出来ます。これは嬉しい。
またマイクの調子が悪い時や充電が不足している時などの為に、予備のマイクが通路の棚に沢山置かれていました。勿論テ－ブルクロスや箸・スプ－ン等も充分に準備されていました。
ちょうど店員と思しき人が物品の補充に見えていましたので、少しお話を聞いてみました。それで大まかな状況が把握出来ました。店舗内には店員は本当に誰もおられず、離れた場所に「管理人」と言う方がおられ、都度対応はして戴けるようです。
電話機が入り口と会計計算機の傍にありますので、解らない事があれば直ぐに出てくれます。しかし管理人いわく、まだ開店して間が無いので、まだ見えていない不具合な部分はあり、また改善して行くべき点も見えてくるだろうと仰ってました。
また無人であるので、料理の提供はありません。しかし各部屋で宅配を受ける事が出来ます。色々な料理店から宅配を受けられ、専用のバ－コ－ドを読ませると料理店のサイトに繋げられる様になっていました。そこで色々な料理の写真から注文します。これは凄い。
しかも宅配は部屋番号指定で、店舗の入り口横にある専用宅配料理取り入れ口から受け取ります。
そしてアルコ－ル類全てを飲めるコ－スにすると、下写真の様に別室があり、契約した人だけがスマ－トフォンの会員証をかざすと、施錠が解かれ入室出来ます。全てのアルコ－ルが飲める事になります。出る時は中のボタンで解錠されます。
さてそんな無人カラオケボックスですが、色々と考えてみますと、良い点と困る点が有る様に思います。
良い点は、店員がいないので受付から会計まで、顔を合わす事が無く気が楽であり、歌唱中にドリンクや料理の提供の為に入室される事が無い。しかも館内完全禁煙。そしてアルコ－ルは好きな様に調合して飲める。薄め濃いめも自分自身で可能。
持参した料理を電子レンジで加温出来るし調理も出来る。箸等も自由に使える。
困る点は、室内に料金体系の判る表やジャンタッチが無い。各部屋に電話機が無いので、延長する時やコ－スの変更・追加などは一々会計の所まで行かなくてはいけない。即ち人がいない分だけ、人を介した方が楽な点が逆に不便さを感じる。シニアの会員カ－ドへの押印は出来ません。また割引チケットや会員特典は利用出来ません。
帰宅時には部屋の清掃と、消毒用アルコ－ルスプレ－での机上の清掃、そして床に物をこぼした時は、箒やちりとりも用意されていますので、次の方の為に綺麗にしておきます。尚床が清掃出来ない時はスタッフに電話するしか無いです。
と言った事でしょうか。とにかくまだ一度しか行った事が無いので、今後この形式が増えてくる事になるでしょう。また料金体系は全て一律。学生やシニアの料金体系はありません。
これを安いと思えるか高いと取るか・・・・。しかし私が伺った時はほぼ満室で、若き人が多かった様に思います。
皆さんも一度体感してみて下さい～～。
りんごいちご
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