気持ち良い対応が出来た事に自己満足?
 
 
 
昨日の帰宅途中での出来事。
 
いつもの職場の近く鉄道最寄り駅構内、車椅子用のスロープでの事。一人の若き男性が腕の力を必至に使い、車椅子でスロ-プを登り上がろうとされている所に、正面から私は出くわしました。
 
一見して未だ、自力走行の(電動では無い)車イスに馴れておられない様子と見えた私。進行方向は私とは逆でしたが思い切って、「私がお押ししましょうか」と言うと、「ご親切に有難う御座います」と、素直に受けて下さいました。
 
障がいのある方と言うよりは、どちらかと言うと、最近下肢の損傷を受けられた方と思しき感じの方でした。それがまた私が言うのも何ですがメッチャ、イケメンで背格好も大きめで体格も良い方。
 
変な意味は無いのですが、「惚れました」。格好良かった。
 
 
まあそれは良いとして、私も母をいつも車椅子で施設内、そして施設から病院への通院で同行するのですが、体重の軽い母親でも、実際に車椅子に乗せ下ろしする時、実に重く感じるのです。
 
特に自分で力が入らない(入れられない)人を抱えたり抱き上げたりする行為は、実に骨が折れるのです。そう、実体重よりかなり重く感じます。
 
仕事柄、そう言う人を抱える事は少なく、敢えて言うと、多少なりとも力を入れる事が出来る人を介助する事はあります。もう全く感じる重みが違います。
 
 
今回の青年を車椅子で押す際も、「手(腕)は膝の上に乗せ、楽にしておいて下さい」と伝えました。車椅子に乗っておられれば、重さの差は無いのですが、体格の良い男性を車椅子に乗せたり下ろしたりする際でも、ある程度力を入れる事が可能な人を移動させるのは、比較的楽です。
 
今回はスロ-プを車椅子で押し上げるだけでしたので別の話ですが、ふとそんな介助の大切さ、大変さを思い出しました。
 
それよりもっと大変なのは、本人自身でしょうね。車椅子での走行に慣れられる迄に時間が掛かりそうです。ご無理の無い様にと、最後スロ-プを登り切った所で、その彼と別れましたが、ちょっとしたお手伝い、気持ち良いものがありました。
 
いつ自分自身が車椅子生活になり、人に介助してもらわなくてはいけない生活になるか判らない訳ですから、車椅子の方などを見かけたら、お節介・邪魔にならない程度に、「何かお手伝い出来る事がありますか?」とかを、お声かけする事を是非励行したいと思いますねぇ~。
 
 
 
 
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