今年の色は「紅」より「朱」に近い赤さかも

 

 

 

実に6年振りに訪れた「下鴨神社」。社の名称は正しくは「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」ですが、以下下鴨神社で書きます。ちょうど紅葉の時期と言う事もあって、モミジが綺麗でした。

 

この下鴨神社にモミジの木があったかどうかは、実際の所は行き当たりばったりで、「あれば紅葉しているでしょう~」と言う、いい加減な紅葉狩りでした。

 

 

実際の所、この時期で無いと境内のモミジの木の存在に気づきにくいのが現状で、紅葉してこそ判ると言う事になります。

 

6年前に訪れたときは、11月の中旬でしたが、その時は今ほど紅葉はしていませんでした。その年の夏と冬の気候は忘れましたが、恐らくは暖かい年だったと記憶しています。

 

なぜ覚えているかと言うと、6年前に訪れた理由は、この下鴨神社で結婚式を挙げられたカップルがあり、それをお祝いに来たからなのです。その時も実に20年振りくらいの訪問だった事を思い出します。

 

 

その彼らの結婚式も忘れられないのですが、その忘れられない事を決定付ける出来事がこの式の日の一週間後に起こったのです。それが息子の急逝。そう同じ年だったのです。

 

先週に私の長男の七回忌を向かえたのですが、6年舞のこの年(月)はこの相反する喜びと悲しみが一週間以内に起こった年だったので、絶対にどちらも忘れられないのです。

 

そんな思いでこの下鴨神社を訪れた訳ですが、その後の毎年も、こうして間違いなく紅葉の時期があった訳です。しばらくは訪れる気がしなかったのですが・・・・。

 

 

そして今年は七回忌法要も無事終えられたと言う事もあり、そんな思いをも払拭するべくやって来た訳です。

 

モミジそのものの紅葉は、80%前後だったでしょうか、その他の広葉樹林は一番良い色の見頃でした。そしてまだ広葉樹林の木々の葉は、完全には落葉していない状況でしたので、時折吹く「比叡おろし」でしょうか、風に揺られ落葉して来る様が、実に秋フォ-ル・・・・って感じで風情がありました。

 

それと境内内部にある有名な大銀杏の木。これが残念な事に・・・・。

 

 

空の青さと黄色のコントラストがとても綺麗だったのですが、どうやら先般の台風の影響でしょうか、上部の枝が折れてしまった様です。これは形状からしても残念な事です。見た目も宜しくない。

 

天災の影響による社の補修などを含めた義援金の募集もありました。と言う事でその6年前にもこの木を撮影しているのですが、その写真が下です。

 

 

写真の角度は違うのですが、結構上部で折れてしまったみたいです。果実も落下していたみたいですが、臭気(酪酸臭)を防止する為か、概ね収穫されていたみたいです。

 

さてさて、「糺の森」から本殿に向かって歩きましたが、西の鳥居辺りが一番綺麗なモミジでした。今が一番綺麗な時期でしょうか。

 

色々な思いが交錯した中、今年の紅葉見物はこれで終わりでしょうか。地元の宇治にも無い事は無いのですが、やはり京都市内の社寺仏閣に行くのが良いです。それも有名過ぎる場所に行くのでは無く、地元の人しか知らない様なマイナ-な寺院などの方が、意外と静かで綺麗だったりして・・・・。

 

出来れば今年はチャンスがあれば、もう一度くらい・・・・鑑賞に行きたいところです。

 

 

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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