秋の空は季節の流れを感じさせてくれる物?

 

 

 

デビルが現れそうな嫌な予感のする夜空・・・・とでも言えば雰囲気が合いそうなのですが、一昨日からの二晩ほど、帰宅時に空を見上げると、この様な雲で覆い尽くされていました。

 

しかも二晩続きでした(共に午前1時前後)。

 

夜に見るこの雲の形状と、日中に見る形状は明るさの加減で異なって見えますが、実際はほぼ同じ物。いわゆる巻積雲(けんせきうん)の総称を指します。隙間からの月明かりが妖艶な感じを醸し出しています。

 

実際はこれらの雲の形状は見え方によって、色々と名前が付いていたりします。例えば「うろこ雲・さば雲・いわし雲」などと色々です。これらの名称に合致する巻積雲は概ね、高度が5000Km~15000Km 程度の高層雲であり、雨を降らしたりする雲ではありません。

 

また塊の一つ一つがやや大きい「ひつじ雲」と呼ばれる雲は、高度2000~7000Km以上のやや低層で発生し、こちらは別途「高積雲(こうせきうん)」と呼び分けられています。

 

ただこれらの雲が現れた場合は、多くの場合(経験則)翌日以降に天気が崩れる事が多いのは事実です。事実、昨夜は雨が降りました。そう強い雨ではありませんでしたが(京都地方)。

 

 

さてこれらの「うろこ雲・さば雲・いわし雲」などの名称は一般通称ですが、実はご存じの通り、「秋の季語」にもなっています。

 

基本的に(気象学的に)、これらの雲は年中現れる訳ですが、今の時期、即ち秋~冬にかけてが、上空の空気が澄み渡り見やすくなる事にあるのでしょう。実際にはこれらの雲が発生する時期が、秋の台風や秋雨前線が活発になる頃によく見られる事から、「秋の季語」として使われる様になったのでしょうか。

 

秋らしい空が続くと、その後にやってくるのは、木枯らし1号でしょうか。今週末まで北日本では猛吹雪の所がある様です。この時期が日本列島、北から南の端までの季節が大きく異なる時期。出張などで北海道方面に行かれる方は、西日本の真冬の状況を考えて準備して行った方が良さそうですよ。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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