胸がはち切れそうな淡い恋に心痛めた日?

 

 

 

毎年の事、この時期になると思い出す光景があって、それに必ず付随してくる音楽と歌詞。

 

香りがその全てを引き出して来る。

 

同じ様な内容の記事を、これまた何年か毎に書いているのですが、これもある意味一種の私の中のイベント、いや風物詩なのかも知れません。

 

本当にこの花だけは、風があれば相当離れた場所でも、その存在を知らしめる程の香りがある。時に人は「トイレの芳香剤」みたいだと言いますが、それはおかしい反対であって、この花の香りが良いから、これに似せて合成した着香料が「トイレの芳香剤」なのです。

 

「トイレの芳香剤」が、本当にキンモクセイの香りに良く似ている・・・・と言うべきでしょう。

 

Osmanthus fragrans var. aurantiacus

 

高校を卒業してから数年が経ったとき、当時まだ私は学生でしたが、その年の私の誕生日頃、詞をくれたその彼女(高校生の時、好意を持っていた同級生)から、遠く離れる時が来たと言う事で、わざわざ私に詞を書いて、手渡してくれました。

 

その彼女は結局、その後直ぐに家庭的な関係から、静岡県浜松市に移住したと記憶しています(現在は滋賀県草津市に在住)。そして今でもその彼女がくれた直筆の詞は、大切に残しているのです。

 

ここまで書くと、高校生時代に一緒にグル-プにいた人なら、直ぐに誰の事か判ると思うのですが(笑)。

 

その詞に即日メロディ-を付け、ずっと温存した後、それを大学3回生の時の大学祭(十一月祭)で、演奏する事を考えていましたが、結局は人前で披露する事無く、私の中だけの箱入りになってしまいました。オリジナルは当時のカセットテ-プレコ-ダ-を駆使し、多重録音した音源のみが残っていますが・・・・。

 

 

 

と言う事で、毎年この花の時期が来ると、淡い甘い苦しい楽しい懐かしい・・・・そんな思い出が蘇り、その時代に一気にタイムスリップした様な気分になります。

 

その彼女とはこの数年、もう連絡が取れていませんが、元気で過ごしているのでしょうか?。あの頃のままの笑顔が、今でも目の前にハッキリと残像に残っています。少なくとも声は・・・・殆ど変わっていないのですが・・・・。

 

キンモクセイの香りが、確実にこれらを呼び覚ましてくれるのです・・・・。

 

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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