久し振りに大きな幼虫を発見しました~

 

 

 

この所、随分と夜明け時間が遅くなって、目覚めた時間はまだ真っ暗。しかし東の空がようやく明るくなり始めた頃、出勤の準備となります。

 

それでも今朝はいつもより少し早く目覚めたので、ようやく明るくなって来た家の周りを見ていたら、こんなに大きくなった昆虫(幼虫)を見つけました。

 

10cm くらいにはなっていると思われる、蛾の幼虫。綺麗な緑色に白いストライプが入っており、さながらスポ-ツウエアを纏っている様に見えました。形態から見てスズメガの仲間であろうと推測がつきます。

 

早朝の為か、枝でじっとしており、葉を食べている様子はありませんでした。

 

< Psilogramma incerta

 

これは久し振りに見ましたが、幼虫の方が確実に見た目の色も綺麗ですし、毒もありません。むしろ成虫の姿の方が、決して綺麗ではありませんし、鱗粉も気になります。

 

スズメガ科ホウジャク亜科シログランマ(Psilogramma)属の蛾で、和名「シモフリスズメ」の終齢幼虫です。この後、蛹になる前に色が少し濃くなって茶色っぽくなった後、蛹となります。

 

そしてその状態で冬を越して、春に成虫になります。因みに成虫の写真を図鑑から引用しました。これは♂です。

 

 

さてさて早朝に庭を見回していると、色々と見つけてしまうものです。勿論花の色や実の色など、これから秋になって色々な花や実が成る様を見るのも楽しみになって来ます。

 

ちょうどこのシモフリスズメの幼虫がいた低木が、毎年この時期に紫色の小さな果実を着けるのですが、この「コムラサキ(シキブ)」(Callicarpa dichotoma)の実の合間に、よくよく見ると、「オンブバッタ」(Atractomorpha lata)の♂♀もいました。

 

子供の頃にはあちこちでよく見かけた虫体ですが、今では殆ど見る事が無くなりました。勿論草原が減った事もありますが、草原自体に行く事が無くなった事が大きいかも知れませんが(笑)。

 

Atractomorpha lata

 

オンブバッタを見ていると、可愛くて夫婦の仲良さをつくずく感じます。面白い生態です。雌の上に雄が乗っている光景~~面白くて大好きです~~。雌に雄が守られている様な、人間社会とはちょっと逆かな?。いや同じでもあるかも知れません。種族繁栄の為であれば、どちらでも同じでしょうかね。

 

コムラサキ(シキブ)の実は、毎年の事この時期から晩秋に掛けて、綺麗な紫色の実を沢山着けます。実はこの株は毎年大きくなる事から数年前に、ほぼ根元から上を全て切り落としました。

 

しかし強い株で、またまた今年も沢山の新芽が出て沢山の花を咲かせ、そして今この様にまた多くの果実を着けました。

 

< Callicarpa dichotoma

 

さて最近は本当に朝晩が涼しくなりました。今朝も気温は23℃でしたので、窓を全開にして寝ている私は、流石に朝方毛布を被りました。

 

涼しい事は身体に負担を与えません。昨日は比較的よく寝る事が出来ました。台風一過~、関西地方は殆ど被害も無く、草木にも殆ど影響が無く助かりました~~。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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