地場産料理に舌鼓~このお店は最高~

 

 

 

前回の出張で訪れた北九州地方の中で唯一、居酒屋に伺ったのがこちらのお店です。

 

「博多べい」さん。博多祇園で有名な「櫛田神社」の正面にあります。国道202号(国体道路)から博多通りに入り、左手に櫛田神社の鳥居が見えたら、その向かい側の右角にあたります。地下鉄の最寄り駅は「祇園」でしょうか。

 

下写真の様に夜になれば、郷土料理の提灯と屋号の入った暖簾と気の看板が見えますので、そこです。

 

 

今回の仕事は日数的にも短かったですし、動ける範囲が限られていましたから、お店のチョイスにはちょっと悩みました。

 

実はこのお店に伺う前に、少しだけ博多の夜を楽しむ事も視野に入れ、中州の方でウロウロして出来れば屋台にでも・・・・と思っていたのですが、日曜日と言う事もあってか、ほぼ屋台が出ていませんでした。と言う事で、結局最初からこちらに伺い、ゆっくりとする事になりました。

 

 

博多、または九州地方の郷土料理が沢山食べられると言う事で、実はかなり期待していました。結論から言うと、極めて満足、最初からこちらのお店に来て正解だった~~と言う事に落ち着きました。

 

お店に訪れた際、一組のカップルがおられたのみだったのですが、店主いわく日曜日はこんなもんですよ~とにこやか~~。屋台の事も伺いましたが、やはり日曜日は本当に数少ないとの事。下調べは重要だとつくづく思いました。

 

 

店内は長いカウンタ-席が7~8名は座れる空間でした。テ-ブル席は無いものの、二階があって宴会用の座敷席もあると言う事でした。それでも全席合わせて24席程と、こぢんまりした良い雰囲気のお店です。

 

カウンタ-席には目の前に多くの種類の皿が並んでおり、盛り付けも含め益々楽しみになって来ました。

 

この日はカウンタ-内の店主が一人でお店を切り盛りされていましたが、聞く所によると、二階席に宴会が入ったりした時は、娘さんが手伝いに見える言う事でした。後にその娘さんが、わざわざご挨拶に来てくれました。京都から見えたお客さんだよ~と。びっくりしましたが(笑)。

 

 

ちょうど、別に見えていたカップルのお二人とも少しお話していたのですが、偶然にもその女性が京都・宇治、しかも黄檗に縁のある方だとか~~びっくりします。しかし私は何処に行っても何かと縁のある人に良く会う事・・・・。

 

さて料理ですが、一見マテ貝かと思った様な貝である「アゲマキ貝」がありましたので、塩茹でにして貰い初めての喫食。なかなかの歯ごたえと貝本来の持つ塩味とがとても美味しかった。近畿地方では殆ど食べる事が出来ませんからね。

 

実はこの貝自体は、数日前に山口県下関の魚屋さんで、ケ-スに並んでいたのを見つけ、その時にこの貝が気になっていました。そしてこのお店で食べられて光栄でした~。

 

 

この地方の有名だという日本酒を一献戴きました。「寒北斗」という純米酒をぬる燗で戴き、それに合わせて怒濤の郷土料理をあれこれ注文。

 

勿論、玄界灘の「ごまさば」これは落とせませんし、熊本地方の郷土料理や煮物など、実は料理名を半分以上忘れてしまいました。

 

しかしどれも注文が出てから一から調理という丁寧さ。作り置きはしないと言う事でした。揚げ物もこねてから形を整えて揚げる・・・・。間違いなく一品一品が丁寧にそして味を大切に提供されると言う事を見て感じました。勿論味も間違いない。

 

今まで意外と地方に行った際でも、その地の郷土料理を戴く機会が少なかったのも事実。これは本当に素晴らしい一夜でした。柔らかく丁寧で一見の私をも大切にご相手下さり、本当に心温まるお店でした。そんな店主に心より感謝です。

 

ご馳走様でした!!。

 

 

 

「博多べい」

〒812-0039 福岡市博多区冷泉町6-12

TEL 092-271-5662

営業時間 18:00~23:00

定休日 月曜日

禁煙席無し、カ-ド・電子マネ-利用不可、予約賢明

 

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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