並んだ惑星の横を順番に通過して行く細い月

 

 

 

やっぱり今朝はジンクス的に早朝の東の空、雲で全く見えなかったのですが、昨朝(27日早朝)、細い月齢22.6の月がやがてこの数日間は色々な惑星と近付くであろう、そんな空が観られました。

 

そんな細い月はこの数日後には太陽系惑星の兄妹と順次接しながら欠けて行きます。

 

 

先ずは上画像の様に、今朝は月(月齢23.6)が視野角にして2.3°差で木星(マイナス1.9等星)の近くにいるのでした。

 

そして続いて3月2日の土曜日早朝、土星に近付きます。日本では観られないのですが、3時23分頃に土星食が起こるのです。日本では「食」は起こらない(観られない)のですが、極めて近い位置に見えます。

 

視野角にして1°前後の範囲内です。因みにこの時の月齢は25.6、土星の明るさは0.6等星。しかも地球照に因る独特の陰が美しく、是非観てみたいものです。

 

 

そして更にその明くる朝(3日)、今度は更に低位置に見える金星と接近します。

 

更に細くなった月は月齢26.6、金星はマイナス4.1等星、その二つが視野角にして1.2°と言う、こちらも相当近付きます。

 

ただ金星の出が午前4時7分、月の出が午前4時12分(いずれも東京)であり、日の出時刻の午前6時9分前の僅かな「まだ空が暗い時間」で無いと、美しく見えません。しかし早すぎるとそれぞれの高度が上がってませんので、南東の空の相当開けた場所かビルの屋上などで観ないと難しそうです。

 

今の時期、空はまだ澄んでいますから、ちょっと早起きして観てみれば、きっと観られると思います。空模様が心配ですが~~。さてどうでしょうか?。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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