早朝の天文ショ-はこの時期辛いかもですがぁ~

 

 

 

今回の天文ショ-は早朝の南東低い位置での事ですから、出勤が早い人や、夜勤明けの人には好都合な状態です。もう既に一週間近く前から段々と良い状況になって来ている天体なのです。

 

それは明るい二つの星(惑星)である金星と木星が近付くのですが、これはとても久し振りです。既にもう気付いておられる方も沢山おられると思います。

 

最接近するのは地球全体から見て、22日(火)の21時26分ですが、この時間帯は日本では観測出来ませんので、厳密に言うと23日(水)の早朝でかつ、最も東の地域と言う事になりますので、北海道方面が最も視野角的に近付いています。

 

下写真はいつも通り、ステラナビゲ-タ-の公的画像を引用しています。この画像シュミレ-タ-では23日早朝の東京で、日の出の1時間前を表示しています。

 

 

因みに西日本、大阪での23日の日の出が、午前7時02分、福岡では午前7時20分、一方札幌では午前6時55分ですから一番観測しやすい時刻は異なります。

 

そして金星はこの時の明るさが、マイナス4.4等星、木星はマイナス1.3等星。何れにしても眼を惹く明るい惑星が視野角最小2.5°前後ですから、非常に近くに見えます。

 

しかもこの時期は、木星の更に南には、さそり座の「アンタレス」(約0.9等星)が紅く輝いています。即ち、明るい3星が近隣に揃う事になります。

 

今までこうして天文現象を記事にすると、7割方天気が悪いというジンクスがあります。しかし今回の天体現象は、その日だけで無く前後の数日間は、木星の位置が少しずつ変化する事になる程度なので、近付いている事は間違いなく観られると思います。

 

少し早起きして、南東の空を見上げませんか??。

 

 

 

 

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