僅か2分程の距離が妙に楽しい路線~~

 

 

 

鉄道の事~~久々に書きます。

 

今回は東京都足立区を走る、東武鉄道・大師線です。大師線と言うと、もう一つ浮かぶのが川崎市を走る京急・大師線ですが、京急線の大師とは川崎大師であるのに対して、こちら東武鉄道の大師とは、西新井大師の事を指します。

 

東武鉄道・伊勢崎線の西新井(にしあらい)から分岐して、たった1駅間だけの支線で、全線単線で、踏切が一つも無い路線です。

 

 

上写真の様に、終点である「大師前」まで単線路線で高架の路線です。その一駅の距離は(営業キロ数は)1.0Kmと、歩いても15分程です。

 

元々この路線は、更に延伸した先の板橋方面までの計画であった、西板線の一部と言う事になっており、結局は関東大震災などで計画は中止され、この一駅間だけが残ったと言うものです。それが大師線として運用されています。

 

 

現在は8000系のオレンジ色の電車ですが、以前は東武鉄道の主流であった、白にブル-ラインの入った車輌でした。

 

西新井駅を出て直ぐに左にカ-ブする様に高架に昇り、曲がりきった先が「大師前駅」となります。西新井大師への参拝客を見込んでいる路線ですが、周辺の住民の大事な足としても勿論活躍しています。

 

 

もう何度も乗っているこの路線ですが、二輌編成のこの路線列車は、意外と乗客が一杯なんですよねぇ。座れた事が少ない。まあ土日は特にそうですが。

 

終点の大師前駅は単線一面のホ-ムなのですが、かなり広く取られています。

 

この終点駅には改札はありません。形状的にはあるのですが、券売機も無く、またICカ-ドもタッチ出来ません。これはこの路線が一駅である事と、西新井駅の乗り換え橋上でタッチをする事でこの路線に乗った(使った)事になる様になっています。

 

 

春は花の季節、夏は風鈴祭りなど、西新井大師も年中楽しめる寺院でもあります。都心から(浅草から)も比較的短時間で行けるとあって、私はこの路線を使って何度も西新井大師に参拝しています。

 

しかしこの路線がもし繋がっていたら・・・・と、思わず「西板線」を回想してしまいました。

 

 

 

 

 

 

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