意外と地元でも知らぬ事を最近知る事がある

 

 

 

伏見桃山城と言うと、今は自由観覧が出来なくなりましたが、私の子供が小さかった頃までは、有料ですが園内の公園もプ-ルも天守閣も観覧する事が出来ました。

 

その頃にはこの辺り良くウロウロとしたものですが、最近は殆ど行く機会が少なくなりました。元々、高校生の時の通学区域にも近かった為、その頃はチャリンコで坂道を物ともせず、真夏にでも駆け回っていました。

 

この辺りは歴史的にも過去に武家屋敷が大変多く、今でも町名に武家の名前が沢山使われている辺りでもあります。

 

しかしそんな中、「この事」を知ったのは、つい最近の事でした。

 

 

この事とは、伏見桃山城(伏見城)のちょうど坂を西に下りてきた所に、「御香宮神社」(ごこうぐうじんじゃ)があるのですが、その表門がちょうどこの「伏見城」の大手門跡と言う事になっているのです。国指定重要文化財に指定されています。

 

地理的に言うと、現在の国道24号線の、JR奈良線・桃山駅と近畿日本鉄道京都線・桃山御陵前駅を繋ぐ市道(府道)の交差点角に存在します。

 

もう何度も前を通っておりながら、意外と行く事が無い「御香宮」。この神社には縁日もあって、その時だけは上写真の鳥居本から奥の本殿に向かう参道に、多くの屋台が建ち並びます。

 

 

この辺りは当時その伏見城の配下にあり、当時から今でも絶える事無く湧き続けている名水があります。伏見界隈はこの多くの名水が出るのですが、この御香宮の境内にもその一つの名水があります。

 

地元の人だけで無く、名水を知っている人が多くタンクに水を汲みに来ています。伏見の名水は軟水で、それが元で伏見には多くの酒蔵が出来ました。桃山丘陵からの伏流水の恵みにあやかっているのです。

 

さてそんな御香宮ですが、今の時期は数少ないですが、今ちょうど牡丹桜の花が満開になっています。雨に打たれて水滴を持った八重の花びらは、やや下向きになって重そうでした。

 

 

今年は大阪では、ソメイヨシノが昭和28年に気象台開設して以来の最も早い満開宣言をしました。桜祭りも切り上げるなど大変でした。

 

しかしその後に毎年行われる、大阪造幣局の「桜の通り抜け」が先週11日から始まりましたが、これは聞く所によると開花の時期にちょうど合致した様でした。殆どが牡丹桜ですから、この御香宮の桜と同じです。

 

意外とこの牡丹桜が咲いている事に気付かれない方も多く、ちょうどこの大手門跡の前に木がありました。

 

 

牡丹桜はソメイヨシノと異なり、花と新葉が一緒に観られます。葉はあの桜餅に使われる様な柔らかい香りの良い葉でしょうか。色合いが良いです。少雨が降っている中での撮影でしたので、色合いが余り宜しくありません。

 

でもこの桜の花びらの色は良いですねぇ~~。いやぁ~雨の中でしたが、久々に地元発見~~でしょうか。

 

 

 

 

リンゴりんごいちごいちご

 

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