自転車で駆け回った懐かしき町でほっこり~

 

 

 

高校生の時に、このすぐ近隣まで毎日の様に自転車で通っていたエリア、それが「東福寺」(京都市東山区)の界隈。

 

先日の午後、何年振りかでこの地を訪れました。表通りの雰囲気も何となく変わっていましたが、それよりは少し中に入った住宅街の方が雰囲気はもっと変わっていました。

 

その頃からあったコロッケ屋さんは健在。しかしやはり時代の流れはどうしようもありません。あの頃に良く通った菓子屋(パン屋)などは姿はありませんでした。

 

 

そんな事を思い、キョロキョロして町並みを歩いていると、見つけたのがいわゆる「定食屋」でした。上写真の様な店構えの、「おふくろの味・祭」さん。

 

昼食を摂っていなかった私が惹かれたのは、その定食が食べたいからと言うより、そのお店の暖簾横に吊られていた「酒処」の提灯に目が行った事に因ります。

 

お品書きを見ていると、勿論定食のお店と言う事で、メニュ-の多くはそれがメインでした。しかし、ランチ以降の時間は、おかず一品が戴けると言う事で、おふくろの味=おばんざい~~と言うイメ-ジが頭の中に一気に広がりました。即決定です。

 

 

で、早々に入店。思っている様な注文の仕方をして良いかどうかを店主に確認。OKでしたので着席して取り敢えず瓶ビ-ルを注文しました。

 

お店はくの字カウンタ-のみで十数名は入られるでしょうか。

 

一人で切り盛りされている店主が、申し訳なさそうに、「今日の料理はあまり沢山もう残っていないのですよ・・・・」と仰います。土曜日だったのですが、通常は夜まで(居酒屋時間まで)営業しているものの、この日は臨時で午後5時に閉店すると言う事だった様です。

 

まあまだ時間はあったので、それまでならごゆっくり~~と仰ったので、遠慮なく戴く事にしました。確かに定食の食材として選べるおかずが色々とカウンタ-上に並んでいます。定食ならこのおかずの中から何品か選び、お代わり自由のご飯と、味噌汁、漬け物が付くと言うパタ-ン。

 

そのおかずだけを、お酒のアテに戴いてゆっくりという形になりました。これはこれで満足。それでも10品くらいはありました。その中から3品を選びました。こう言うスタイルでおばんざいを選んで戴く形式は大好きで、嬉しかったぁ~(笑)。

 

 

レンコンのきんぴら、アジフライ、串カツ、ナスとインゲンの煮浸しなどをアテに瓶ビ-ル2本と、その後は冷酒をグラスで一杯~~。そんなスタイルで店主との会話を楽しみながらの一時~~。

 

店主は若い頃に大事故で生死を彷徨った事があると言う事で、その当時の事や御尊父の事、このお店を経営されてから今までの色々を、初対面ではあるものの私に色々とお話し下さいました。それにつられて私も、高校生の頃から今までの生活範囲の話等を、思わず話してしまいました。とても温かい心をお持ちの方と察しました。

 

不思議ですよね、こういう風に打ち解けて話し込んでしまったのですが、何と近隣にお住まいだった事も判明(笑)。親近感が湧きますよねぇ~~。

 

飛び込みで入った、昔懐かしい生活エリアだったお店で、温かい人情に触れられたのは、これは本当に偶然の事だったのでしょうかね(笑)。

 

ご馳走様でした、また間違いなく伺います!!。

 

 

「おふくろの味・祭」

〒605-0975  京都市東山区泉涌寺雀ケ森町3-7

TEL  075-561-7008

営業時間  11:00~20:00 時間変更の場合あり

定休日  不定休(要確認)

 

 

 

 

 

 

 

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