京都の街中を走るロ-カル私鉄と駅~~

 

 

 

しとしとと雨が降る日でしたが、かえってそれが旅情感を醸し出したのかも知れません。

 

そんな大好きな駅が、京都市右京区にある京福電鉄(嵐電)・北野線「御室仁和寺(おむろにんなじ)駅(B5)」です。

 

実はこの駅に降り立つのは初めてなのですが、乗車して通った事は何度かあり、以前からこの駅の雰囲気が好きで、一度は機会があれば降り立って見ようと思っていました。

 

2007年迄は、この駅名は「御室駅」だったのですが、駅ホ-ムから世界遺産の「仁和寺」が正面に(山門が正面に)見える素晴らしい駅で、「御室仁和寺駅(B5)」となりました。

 

 

北野線は単線ですが、多くの駅で複線離合出来る様になっています。この駅も二線二面駅で対面式になっています。最初の写真が北野白梅町方面、次の写真が帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅方面です。

 

ちょうどこの後、私が乗った電車はこの駅では離合せず、二つ隣の「竜安寺駅(B7)」で離合しました。この界隈は流石に有名寺院が軒を連ねていますので、駅名も、「妙心寺駅」、「等持院駅」など、京都らしい駅名が続きます。

 

駅舎がとても年代物に見えます。駅舎と改札口は北野白梅町(きたのはくばいちょう)方面にのみあるのですが、この駅外観から見える所にある駅名看板が、「驛室御」と書かれている所が実に良い雰囲気です。

 

 

帷子ノ辻(かたびらのつじ)・嵐山方面の駅構内(ホ-ム)から、この北野白梅町方面のホ-ムを介して改札口を見ると、ちょうど「仁和寺」の山門が正面に見えます。写真こそ撮りませんでしたが、色々な案内本や路線紹介では、よく紹介されている風景です。

 

雨降りだったので、駅前通側からの正面写真が撮れませんでしたが、とても趣のある景色です。この時は駅構内にも表通りにも誰もいなかったので、写真撮を撮れば良かったと後悔。

 

 

北野白梅町方面側にある改札口は、以前は集札を行っていたのですが、今は無人です。仁和寺でのイベントがある時や、花祭りが催される時は一時的に、移動可能なタッチ式ICカ-ドリ-ダ-を準備して集札される事もある様です。

 

因みに、この京福電鉄は京福とは名が付くものの、現在は福井県下での路線はすべて譲渡又は廃止となっており、京都市内だけ路線があります。又同じ京都市内の路線でも、かつての鞍馬線や叡山線は、現在は京阪電鉄の子会社化された「叡山電気鉄道」となっています。

 

嵐山本線・北野線は全路線で均一運賃の220円で、市バスの均一料金230円より、10円安くなっています。平日は概ね10分に1本の割合で走っており、同一近隣エリアに行くなら、市バスより速く安い・・・・と言う事になります。

 

 

さて、京都に住みながら意外と乗る機会の少ないこの嵐電・北野線。一度ゆっくり一駅毎に横井式で移動し、その風景を撮影して回ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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