下町・都島に常連が集う昭和の酒場があった

 

 

 

このお店の事は、私がとやかく言わなくても、お酒好き・居酒屋好きの方なら、恐らく多くの方がご存じだと思うお店では無いでしょうか?。

 

そんなお店が、大阪都島の商店街外れにあります、「居酒屋・酒の大丸」さんです。

 

実は随分前から知っていて、何れは行きたいなぁ~と思っていたお店の一つだったのです。そんな思いがやっと先日叶いました。行こうと思えば職場からならいつでも行ける距離にありながら、なかなか行くタイミングがありませんでした。

 

 

場所は大阪市営地下鉄・谷町線の「都島駅」1番出口から、東の方向に交差点を斜めに入る狭い商店街を抜けた所にあります。他にも行く方法はありますが、市バスを含めても、これが最寄り駅だと思います。

 

長屋の様なビル(都島コ-ポ)の1階に、上写真の様に、はっきり判る屋号が見えるので直ぐに判ります。暖簾の色が特徴ある、間口の広いお店でした。しかも自動ドアに驚き~(失礼)。最初それが判らず、思わず反対側の扉を手で開けようとしてしまいました。

 

お店の人の誘導で入店し、無事カウンタ-席奥に座って開始です。

 

 

コの字のカウンタ-席の一番左奥に座ったのですが、この位置が店内のほとんどの場所を見渡せる絶好の場所。最初は瓶ビ-ルで開始です。アサヒの大瓶。

 

今日のお勧めが書かれた短冊の中に、「今日はお得」と言う文字を見、その中から「甘エビ」の刺身を戴きました。海老のサイズは大きめかな?。お味噌までしっかりと吸う様に戴きます。

 

ここまで来てチョイと落ち着きました。さてお店の事ですが・・・・。

 

 

開業年は聞きませんでしたが、大将(上写真右の背中の人)の創業と考えても、数十年は経過している事と察します。

 

コの字のカウンタ-席には詰めれば立ち飲みを加えると20名くらいは行けるでしょうか。そして奥に座敷席があって、グル-プでの宴会も可能です。真ん中の扉を外せば30人以上は座れそうです。

 

お店の発表ではキャパとして60名と書かれていました。凄いです~~。

 

 

そして大衆酒場のこれも神髄とでも言いましょうか、カウンタ-席前には「おばんざい」のあれこれ。どの店でもこれにはとても心が惹かれます。ついつい覗き込んで、何があるかを確認してしまいます。美味しそうです。

 

そんな中から選んだのは、下写真の左から2つめ、「高野豆腐」。エンドウやシイタケ、かまぼこ等と共に卵でとじられていました。決して味は濃くないですが、でもしっかりとダシの効いた味付けがとても美味しい。

 

 

このおばんざいだけでもあれこれ食べたくなってしまうのですが、このお店のお品書きも壁にあちらこちら、沢山吊された紙に極めて豊富にあります。

 

この時期なら、ほぼどの居酒屋でもあると思われる、「おでん」。このお店の物には定評があるそうなので、その中から、巾着とロ-ルキャベツを戴きました。ダシはとても絶妙で素晴らしい。巾着の中は餅。とろけそうに煮えていました。

 

 

因みにおばんざいは、好みによりレンジで温めてくれます。それらをあてに飲み続けようかと思ったのですが、結局は他の沢山のメニュ-に目移りし、ここから怒濤の飲み食いが始まります(笑)。

 

お酒(日本酒)の種類はそう沢山はありませんが、それでもある種類は色々と飲んでみたくなる性分。順番に行きます。

 

 

白鹿・大関の正味一合をぬる燗程度で戴きました。こう言う瓶を見ていると、昭和の雰囲気が感じられてイイですね。そして白鹿のしぼりたて純米酒があったので、それも戴きました。

 

若い頃は今程に日本酒のブ-ムはありませんでしたから、いわゆる居酒屋ではこのスタイルか、コップ酒~~と言うのがほとんどでした。そう言う意味でも何となく懐かしく思ってしまいます。地酒はその地方に行かないと飲めないものがほとんどでした。

 

今の自分は、十分にこのスタイルに適合しており、オッサン化したんだなぁ~~って、ついつい納得してしまいました(笑)。

 

 

揚げ物も色々ありましたが、その中から鰯のフライをチョイス。天ぷらにも出来ると言う事だったので悩みましたが、結局はフライ。衣がパリパリで実に旨い。オ-ソドックスな料理でしょうか。

 

美味しそうな手羽先料理があったので、これも注文。調理方法が色々あったのですが、塩焼きにしてもらいました。すると上写真左の様に軽く火を通した手羽先は、大将が直接鉄板の上で両面焼きしてくれました。

 

下写真左の様に、かなり多くのメニュ-があるのですが、机上には一応通常メニュ-のお品書きがあったので、一応それにも目を通します。いわゆる簡単で早い料理~~も、ほぼ揃っています。

 

 

後先逆の注文かも知れませんが、最後に戴いたのは、シンプルに「納豆」。卵黄のみ乗せてくれていました。「ネギ多めにね~~」と言うと、ニコッとして沢山乗せてくれました。

 

 

さてさてこの大丸さん、やはりお客さんの半分くらいはご常連の雰囲気。何度来れば常連になれるのでしょうか(笑)。

 

後で知ったのですが、ご常連さんは、入店するなり「おしぼり」が入ったウオ-マ-からセルフで一つ取り出してから、自分のお決まりの席に着く・・・・。イイですねぇ~~。

 

私も次回からは、さぞご常連様だろうと見られる様に、そんな振りをしてみたいと思います(笑)。美味しかったし雰囲気も悪くないし、広いお店だからタバコの煙もあまり気にならない、そんな良いお店だったですねぇ。

 

また間違いなく伺いたいと思います。ご馳走様でした!!。

 

 

 

 

「居酒屋・酒の大丸」

〒534-0021  大阪市都島区都島本通三丁目25-7 都島コ-ポ1階 

TEL  06-6923-1397

営業時間  15:00~23:00(L.O 22:45)

定休日  年末年始(日程は要確認)のみ

 

 

 

 

 

 

 

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