か細い軸と松葉の様な葉、可愛い薄紫の花~

雑草では無い事にしておきたい

 

 

「マツバウンラン」の花~。

 

過去にも一度記事にした事があるのですが、毎年この時期になると、あちらこちらの場所に結構、普通に生えているのを見ます。

 

人間が勝手に決めた「雑草」と言うカテゴリ-の植物ですが、これは雑草にはして欲しくない代表格です~~。

 

茎や葉が、松葉の様に細い為に、花が咲くまでは意外と気付かれる事が無く、また他の雑草と共に抜かれてしまう事が多いのです。

 

 

因みに、毎年の事ですが、この写真の撮影場所である、日曜勤務先のビルの前に、僅かの空間があって、その芝生の上に生えているのです。

 

毎年、芥子粒の様な細かい種子がこぼれて、同じエリアに群生して生える事が多いのです。

 

 

「ラン」という名前が付いていますが、ランの仲間ではありません。オオバコ科の一年草ないしは二年草なのです。

 

積極的に庭等に植えられる、いわゆる園芸種ではありませんが、集まって咲く姿はとても心が惹かれます。そして色合いも綺麗なんですよねぇ~~。

 

 

ちょっと写真が何処にピントが合っているのだろうと思われる様な、三枚目の写真ですが、か細いものの直立して咲く姿がまた何となく可愛いんです。

 

この花も今から20年以上前には、これ程一般的には多く咲いていませんでした。繁殖力が比較的強く、多年草では無いものの、翌年同じ株から再び芽を出す株が多い事で、同一場所に多く群生する事が知られています。

 

 

細かい種は比較的良く発芽し、栄養の低い土地・場所でも良く繁殖出来るのです。線路沿いの砂利の中や、芝生の上、河原など、日当たりの良い場所なら、概ね何処にでも増殖が可能です。

 

一株に花を沢山着け、それぞれがほぼ結実するので、一度庭に咲くと、恐らくは毎年近いエリアで群生するかも知れません。大きくは根が張らないから、他の植物にあまり影響を及ぼさないので、一度種を蒔いてみようかな・・・・なんて思ってます。

 

ただ、結実後にスミレの種の様に一気に弾けて飛ぶので、その一瞬を逃さない様にしなくてはいけないのが、難儀な所です。タイミング良く弾ける前なら良いのですが・・・・。

 

 

 

 

 

 

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