今日は自分が日本公認を取ってどうだったかです。

 

私の場合は、取った後は後悔ばかりでした。

どの年齢も土日が大会なので、休みにならない。

チームが負けても最終日まで拘束される。

地区大会で負けると、その上の大会は審判活動が中心になる。基本、県大会まで付き合うことになる。だから、土日にチームの指導ができない。

ワッペンのせいで手が抜けない。誤審では結構、文句を言われる。

審判長など上の人から、上を目指していないのに「上、目指しているんだろ!」と言われる。選手と同等のパフォーマンスが求められる。試合の反省会は怒られることばかり。

地区を移動するたびに、役職が就いてくる。地区主催の大会だと、責任重大な役を任される

年間の吹いた試合数のノルマがある。(今はどうか分からない。地区によって違うかも)

更新料は結構な額を取られる。

 

良いことも少しありました。

試合中の不測の事態でも相手チームより、アドバンテージがあったと思います。ちゃんと文句が言えるという意味です。こっちの方が実力が上なので試合中、審判に文句も言えます。結構、聞いてもらえました。例えば「トラベリング」と叫んだら吹いてくれたり。ルールや判断基準に基づいた練習もできます。高校や大学など指導者と繫がる機会があるので、一緒に練習や練習試合をしてもらえました。入場料のかかる試合(bj、大学など)にタダで入れることもありました。

 

自分は元B級ですが、審判に関しては下手くそに見せるのが難しいです。現在も現役のプレイヤーとしてチームに入っているので、帯同審判をやらされるのですが、だいたい、そこの審判関係者に「ワッペン取らない?」って言われます。子どものミニバスの練習試合で審判をやっても、協会関係者に声を掛けられます。一度、身についた技術や所作は、経験のある人が見ればすぐにバレてしまうということです。

 

できるのであれば、指導者を真剣に目指すなら、B級取得を目指すつもりでやっていくといいと思います。一番大事なのはつもりの部分です。B級になるといろいろ、制約がありますからね。それよりも、ルールが分からない指導者でいいんですか?ってことです。ルールに精通している方が良いことぐらいは分かりますよね。

 

また、練習試合をやって、相手チームから審判が出ないなんて、こんな失礼なことありません。時々いるんですよ。審判やらない指導者。審判できない、出せないなら練習試合に来るなってレベルですよね。練習試合する資格がありません。ルールを選手に教えられないでどうやってバスケを教えるのですかって話ですよね。

 

結論、指導者としてやっていくなら、最低でもD級ぐらいまでは取っておいた方が良い。

 

それでも、審判ができない人いますよね。違うスポーツから顧問になった先生もいるでしょう。そういう時は、保護者に頼るのも有りだと思います。バスケは男女両方ある競技人口の多いスポーツですから。中学でバスケ部のない学校って珍しいですよね。それだけ潜在的に経験者が多いということです。

 

保護者も当てにできなければ、自分でやるしかないです。最初はボールがコートに出たかどうかだけでいいんです。やっていれば周りの指導者が教えてくれるはずですから。