2024年6月14日 みずほペイペイドーム
ソフトバンク 2-0 阪神
――岡田監督 (試合終了後)
ミスばっかりや。
なあ。
(五回裏) ツーアウトから、8番、9番でな。
安心したんやろな。
伊藤将は、そこだけやんか。
だから言うてるやんか、安心したかなんか知らんけどな、ツーアウト、ランナーなしから。
そら、見ての通りやろ。
ボール自体アカンかったら、打たれてるやろ。
ノイジーは、真っすぐ当たらへんねんもん。
そりゃ、しゃーない。
真っすぐ当たらへん。
え?
そら2-3からランエンドヒットで、ストライク来ましたで、真っすぐ空振りするんやから。
そら、何にもできひんやんか。
走らすこともできひんやん、それやったら。
走れ言うても走らんし、走ったらバッター空振りするし、走ったら勝手に打つし、点なんか入るわけない。
もう全然、そら、なんにもないわ、ほんま。
勝手に打ちよんねんもん、知らんよ。
ベンチでサイン出してもなんにもならへん。
ほんま、ず~っとや。
走れ言うて、みんな盗塁のサイン出してるんやで。
走らんだけや。
――伊藤将司 (8回 7被安打 1被本塁打 2失点 103球 完投負け)
失投だったっすね。
(五回裏2死走者なしから8番笹川にプロ初安打を献上し、9番広瀬に2ラン。いずれも捕手が外角に構えていたが真ん中高めに入った失投)
――シェルドン・ノイジー (3番左翼 1安打)
(昇格即スタメンで第1打席モイネロから左翼フェンス直撃の二塁打)
真っすぐをいいスイングで打ち返すことができた。
(その後は2三振。八回表1塁に中野を置きフルカウントからランエンドヒットのサインも真ん中やや外寄りのストレートに空振り三振。スタートを切っていた中野も盗塁死で三振ゲッツー)
ソフトバンクの先発モイネロは防御率1.54の数字が示すように、得点するのは容易ではない。
直球にチェンジアップ、カーブ、スライダー。
すべての球種で三振が取れる投手に対し、いかに少ないチャンスで点を取るか。
二回無死2塁の場面。
ショート今宮へのほぼ定位置のゴロで、2塁走者の渡邉が三塁を狙った。
もう1歩でもセンター寄りの打球であったなら、今宮も三塁送球を躊躇しただろう。
しかし楽々と三塁でタッチアウトになり、走塁ミスと言わざるを得ない。
打者の豊田もおそらく右打ちによる進塁打の指示が出ていたのではないか。
そういった1つ1つの積み重ねが好投手からの1点につながる。
点を取る時には、最初の流れをつくるのが大事だ。
前日に5点を挙げたといっても、最初の1点で風穴をあけたからこそ。
ミスでチャンスをつぶしたことで、重苦しい展開になってしまった。
伊藤将は8回を投げてホームランの1本だけ。
試合をつくっているわけだから、最初の得点機を逸したのは痛い。
昨年はそつのない野球で得点を積み重ねたが、今年はそれができずに、もどかしい攻撃が続いている。
ただし打線全体で当たりが止まっているわけではない。
渡邉は状態がいいし、原口もベテランらしい仕事をしている。
この日は無安打だったが、豊田も打撃の雰囲気は悪くない。
近本も2安打。
大山が2軍調整中で、佐藤輝はスタメンから外れているが、状態のいい選手を使い、そつのない攻撃ができれば、悪い流れは脱却できる。
2024年6月14日 福岡ソフトバンク対阪神 試合ハイライト
(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
――和田2軍監督
大山はこの3日間は打ち込みで。
明日、明後日も鳴尾浜に残すけど。
その後の週明けぐらいから実践モードっていうかね。
そういうような体勢に入ってくんじゃない?
本人もやっぱりそういう気持ちでいると思うし。
そこら辺で、がんと上がってくればいいんじゃないかな。
(マメができていた) 及川は今日は投げられたことが良かった。
また明日の状態を見て次を考えます。
――高橋遥人 (シート打撃)
(大山と対戦し2打席で左前打と中前打といずれも安打を許した)
雰囲気もあるし、僕にとっては2年間くらいテレビの中で見てた選手なので、そういう人に投げられて良かった。
しっかり打たれたのでやっぱりすごいなと。
――谷本 取締役オーナー代行
今年に関しては、ゲラ投手という抑え投手と、育成の選手2人をドミニカから呼んできた。
ノイジー選手、ミエセス選手はともに若い選手。
活躍の可能性があるということで監督、フロントとともに残留を決めている。
今後の活躍に期待いただければ。
――株主B
(今年から甲子園のマウンドに「KOBELCO」の広告が白地で書かれている)
とうとうグラウンドまで、汚染されてしまったかという言い方は適切ではないと思うけど。
やはり聖地ということを表に出すなら、グラウンドには控えていただきたい。
――谷本 取締役オーナー代行
2024年6月14日 産経新聞