――岡田監督 (TV)

ずっと開幕からピッチャー陣の頑張りで今の成績でしょ。

ノーヒットノーランされた試合でも、勝ちゲームで投げてなかったピッチャーたちがゲームを作った。

1点ぐらいね野手が…

ほんまにもう…

交流戦は5割いけたらいい。

交流戦は(自軍の作戦として)あまりバントしない。

パリーグは大雑把じゃないけど、1、2番でかき回して。

セリーグより走れると思う。

交流戦のキーマンは、点取らないと勝てないんで、返す選手…大山。

クリーンアップも本当は固定しないといけないんだけど、なかなかね、おーん。

本当は固定したい。

3番に据えたら打てない。

3番の打率(.213)が一番悪い。

近本も3番いったらだめ(1番.299→3番.160)。

去年と比べて(相手バッテリーの)攻め方が全然違う。

仕掛けを早くしないと。

(今季は)フォアボール選べと一切言うてない。

(フォアボール)は選べない。

3番は森下でいきますよ。

4番まではね、固定。

いないんよ、ホンマにね。

前川もね。

佐藤輝ねぇ、おーん。

全部が全部打てないから、そういうことを言ってるんじゃなしにね。

打てなくても悔しがる姿とか、総合的な面ですよね。

打つだけの選手じゃないし、守備固めで代えるとかいう選手じゃないんで、いろんな面で姿勢や内容からね。

もう一回やり直した方がいいじゃないかという判断。

(最短昇格の)10日じゃないですよ。

パインアメは舐めてますよ。

審判に交代を言うとき以外に舐めてる。

アメ舐めて選手交代は失礼やから(笑)

アメ舐めてないときは代打かピッチャー代えるとき。

 

 

 

――掛布雅之 (TV)

26日の巨人戦は4番が打つか打たないか、4番の差でしょ。

岡本君の状態はそんなによくないんですけど、あの場面で打てる4番のホームランは勝負を決める。

しかもゲラの失投ですよ。

甲子園の浜風を考えたら、絶対投げてはいけない球。

外中心に攻めなきゃいけないのに、やや真ん中からシュート回転した、一番飛ぶゾーンに投げてしまった。

配球ミスもあります。

どんなに速いボールでも、絶対あそこに投げてはいけない。

もっと外を中心に、梅野ももっと繊細なリードをしなければいけない。

阪神の4番の大山は菅野君に対して3-1というバッテイングカウントで、菅野君がゲーム後に『投げミスの1球』だと言ってる球をレフト前にしか運べない。
ピッチャーの投げミスを長打にできない4番。
あの失投を仕留めた岡本君、失投を長打にできない大山。
この4番の差が3連戦で1勝2敗に出た。
ちょっと大山には厳しいですけども。

3番に入ると打てないのは、後ろを打つ4番大山が悪いからですよ。

後ろのバッターの状態が良ければ、前のバッターに際どい所でボール球にできない。

ストライクで攻めてくるリズムがあれば打ちにいけるんですが、後ろの4番が2割そこそこですから、3番に近本が入ると近本だけをマークすればいいことになって、厳しい攻めをされるんですよ。

3番を活かすための4番大山が交流戦でも大切になるんですよ。

 

 

 

 

――鳥谷敬

阪神打線の状態が一向に上がりません。
交流戦開幕直前の1週間は6試合で計10得点。
単純計算で1試合平均1.67得点しか奪えていません。
24日の甲子園巨人戦では戸郷投手にノーヒットノーランを献上。
26日の同戦でも菅野投手に七回1死まで無安打に抑え込まれました。

もうそろそろ打ち勝つ試合も増やして投手陣の疲労を減らしたいところです。

とはいえ、交流戦突入と同時にレギュラー陣の状態が一気に良化するかと問われれば、簡単に首を縦には振れません。

そこで注目したいポイントがDH制の使い方です。

ローテ通りであれば佐々木朗希投手との対決も予想される31日ロッテ戦(ZOZOマリン)から、阪神はDH制の試合を戦います。

どの選手をDH起用するのか、どの打順に入れるのか。

現状、DHスタメン候補は原口選手に糸原選手、ミエセス選手に前川選手、1軍昇格が報道されている小野寺選手…。

好調の渡邉選手も三塁起用との天秤でDH起用の可能性もあるでしょう。

これらの選手を1番近本選手、2番中野選手の前に置くのか、それとも後ろに置くのか。

2人に走者をかえしてもらいたいのか、走者の2人をかえしてもらいたいのか、岡田監督の意図がDH起用と打順から読み取れるからです。

今の阪神打線でもっとも計算が立つ打者は近本選手といえるでしょう。

近本選手も決して絶好調というわけではありませんが、それでも相手バッテリーからすれば、走者を置いた場面で近本選手を打席に迎えるのは嫌なはずです。

岡田監督も本音をいえば、一時期試した3番で起用したい気持ちもあったのではないでしょうか。

ただ、監督は近本選手と話し合った結果、彼が現時点でもっとも打ちやすいという1番での起用を決めました。

そうなると、近本選手にポイントゲッターとしての役割を期待する場合、下位打線の層を厚くする必要が出てきます。

たとえば9番DHで糸原選手を使えば、下位打線でチャンスメークして1、2番でかえす、というイメージが湧きます。

クリーンアップで原口選手をDH起用すれば、出塁した1、2番をホームにかえしてほしい、というメッセージにもなります。

もちろん、相手の先発投手のタイプや相性によってDHの使い方は日々変わるでしょうが、これだけ打てない中でDH制を有効活用しない手はありません。

 
 

 

 

――北川2軍打撃コーチ

(25日の巨人戦で渡邉諒「春先からペイさん(北川2軍打撃コーチ)やノリさん(山崎2軍打撃コーチ)と話をしながら『昔はこうだった』とフォームの型を比較しながらアドバイスをもらったのも大きい。感謝したい」)

3月当初は(渡邉)諒が自分なりに打撃改造に取り組んでいたのを尊重して見ていた。
僕は諒から聞かれた時に『今はこうなっているよ』と以前のフォームとの違いを指摘しただけ。
本人が良い形を見つけた。
(渡邉が1号を放ったのを見届けるとすぐにLINEのメッセージで祝福)
1回の活躍で終わらないように。
 

 

 

 

――足立大輔 公式記録員

(24日の戸郷がノーヒットノーランを達成した巨人戦、三回裏2死で打者及川の三塁方向へボテボテのゴロを戸郷が捕り一塁への送球はファウルゾーン側へそれて転がった。一塁手の岡本和が捕球していてもタイミングは微妙だったが、 大型ビジョンには「Eランプ」がともった)

送球がそれずに、普通に投げていれば、タイミング的にアウトだという判断です。
(戸郷の送球時の体勢も大きく崩れてはおらず決して無理な送球ではなかった)
逆に言えば、あれを内野安打にする理由がない。
ただ、あれがセーフティーバントであれば、また変わっていたかもしれません。
 
 
 
 

2024年5月27日 デイリースポーツ

 

 

 

 

2024年5月27日 サンスポ

 

 

2024年5月27日 日刊スポーツ