2024年5月14日 豊橋市民球場

中日 4-2 阪神

 

 

 

 

――岡田監督 (試合終了後)

村上は2週続けて守備のミスからやねんなあ。
だから、あの八回までやったけどな。
球数的にはな。
おーん。
まあ、うまいことな、バントでいけたと思うたけどな。

佐藤輝のプレーで終わりよ。

おーん。

そらあんなプレーばっかり出るんやから。
村上の時いくつエラーしたんや。
いやいや、普通のプレーやんか。
それはもうどうこうの問題じゃないやろ、そんなのは。
 

 

 

――村上頌樹 (7回1/3 4失点 自責3)

八回を投げ切れなかったのは、申し訳ないと思います。

ボール先行でテンポがよくなかったのでリズムに乗れなかったし、(5試合連続で)先制点をまた与えてしまった。
そこかなと。
 
 
 
――漆原大晟 (2/3回 1奪三振 パーフェクトリリーフ)
(八回に勝ち越され尚も1死1、2塁で村上に代わり登板)
苦しい展開でした。
本当にもう抑えるしかないんで。
バッター勝負を意識して、結果ゼロに抑えられてそこはよかった。
フォアボールじゃなくて、しっかり勝負して結果を出すことを意識しながら。
 
 
 
――佐藤輝明 (5番三塁 2安打2三振)
(1点リードの八回無死二塁、中日田中の犠打を捕手坂本が三塁へ送球するも佐藤輝が捕球ミスでオールセーフ。その後逆転を許した)

あれは捕らないといけないと思うので、僕のミスです。

(タッチへの焦り) それはありました。

 

 

 

――馬場内野守備走塁コーチ
(佐藤輝が捕球ミスについて)
そこは絶対アウトにしてあげないとダメでしょ。
難しいとかそういう問題じゃない。
あそこは絶対アウトにしてあげないとダメ。
 
 
 
――原口文仁 (代打 三振)
(2点を追う九回1死から代打で出場。カウント1-1からの3球目の前に1度タイムを取り、仕切り直して打席に入って構える動作の途中で中日の守護神マルティネスが投球し見逃しストライク。その後、原口は憤りをみせた様子で球審に抗議し、ベンチからは今岡打撃コーチが出てきて事態を収束。その後、原口は空振り三振に倒れた)
いや、何もないよ。
大事な場面だったんで、チームが勝てるために何とかしたかったんで。
全然、何も。
 
 
 
――藤田平
(八回、先頭・岡林の打球に対して前進した後、後退して頭上を越されて二塁打とした森下の判断ミスについて)
森下は最近、正面のライナー性の打球に対するジャッジが悪い。
今日も目測を誤った。
一回、前に出てきとるからな。
ノックの球を受けてもしゃあない。
フリー打撃で守備に就いて、生きた打球を数多く受けて感覚を呼び起こすしかないやろ。

(無死二塁から田中のバント、坂本の三塁送球を捕球し損ねた佐藤輝について)

捕る前に顔がタッチする走者の方に向いとるわな。

基本中の基本。

捕ってからじゃないとタッチはできない。

(また、四回1死から三塁右に飛んだ打球を半身の体勢で捕球しようとして左前打にしてしまった守備についても)

横着したらアカン。

打球の正面に入って体に当てて落としても間に合う打球。

佐藤輝は前から右足が前で守るクセがあるんやけど、基本は左足が前。

もう一度基本に立ち返ってもらいたい。

(九回、代打・原口がタイムを要求し、有隅球審が再びプレーをかけた時、原口は打席内で構える準備が整っていなかったが、マルティネスは構わずに投げ込み、ストライクを奪った場面について)

球審はルールを分かってるのか。

バッターが構えてない時にピッチャーは投げたらダメなんだ。 (野球規則6.02※)

あんなのを認めてちゃ話にならんよ。

球審はタイムがかかった後もプレートを外そうとしなかったマルティネスに対して、まずはプレートを外せ、仕切り直せと指示すべきところ。

原口が怒るのも当然だ。

 

 
 
――坂井遼太郎 (元NPB審判員)
(原口が中日・マルティネスの投球に抗議したプレーについて)
先に結論を言いますと、かなり微妙ですが『クイックピッチ』ではないです。
ただ今回は、この投球の前の行動も含めて、色々複雑な状況が入り混じった為、今回のような形になってしまっています。
「野球規則5.04b(打者の義務)※」からも、今回は打者がバッターボックスを外しても、通常のように判定されたことについては正しかったことが分かると思います。
違反のクイックピッチはあくまで、常識的な投球間隔より早いタイミングで投手が投げたことにより、打者が構える余裕すらなかった時のことであります。
動画で確認していただければ分かると思いますが、打者は投手がセットポジションをとって、正対しているにも関わらず、あえて打撃姿勢を取ろうとしていません。
ですので、球審もクイックピッチとはせず、通常の投球として判定しました。

一方、マルティネス投手の動作についても、原口選手がタイムをかけた際に、本来であれば投手は一度セットポジションを解除し、両手をグラブから外させなければいけなかったのです。

また審判員としても、もし投手がセットポジションを解除するよううに注意する必要がありました。

ただ、今回は打者がバッターボックスを外した行為があり、すぐにプレイを再開しなくてはいけないことがあった為に、そこを見落としてしまったのだと思います。

試合のスピードアップも含めた複合的な要因で起きた事象だったと思います。

原口選手も有隅審判も本当に人として尊敬できる素晴らしい方です。

 
 
 
※野球規則5.04b(打者の義務)

(1)打者は自分の打順がきたら、速やかにバッターボックスに入って、打撃姿勢をとらなくてはならない。

(2)打者は、投手がセットポジションをとるか、またはワインドアップを始めた場合には、バッターボックスを出たり、打撃姿勢をやめることは許されない。

【ペナルティ】

打者が本項に違反した際、投手が投球すれば、球審はその投球によってボールまたはストライクを宣告する。

 
 
※ 野球規則6.02 (投手の反則行為)

打者が打席内でまだ十分な構えをしていないときに投球された場合には、審判員は、その投球をクイックピッチと判定する。

【ペナルティ】

塁に走者がいればボークとなり、いなければボールを宣告する。
 
 


5/14 中日×阪神 ハイライト

【東海テレビ公式】ドラHOTpress

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年5月14日 デイリースポーツ

 

 

 

 

 

 

2024年5月14日 日刊スポーツ

 

 

 

 

 

2024年5月14日 サンスポ