――筒井外野守備走塁コーチ

(11日の横浜スタジアムでのDeNA戦は強風の中、内外野の間にポトリと落ちる安打が多発したが阪神守備陣はビジターながら風に流され続ける飛球に冷静に対応できた理由について)

いつも以上に強いなと思いましたけどね。
特別に変わった指示は与えていなかった。

こうなった時に過剰に反応しすぎないという部分は、取り組んできていることなので。

その辺の準備力は、もうだいぶ前から仕込んできたことですからね。

横浜スタジアムはフェンスが高くて球場がすり鉢状になっている。

上で吹く風と下で吹く風とで、風が真逆になるんです。

それはこの球場に限らずなんですけど、ハマスタでは結構あるんですよ。

たとえば追い風の場合、高く上がった打球はそのまま伸びるが、落下するにつれて逆風で戻されるケースも少なくない。

甲子園でいえば、銀傘を越えるか越えないかという話をいつも言います。
銀傘を越えると風向きのままだし、越えないとその逆の時もあるから気を付けて、と言っています。
ライトだったら『浜風やし伸びひんな。じゃあハーフライナー来たらどうなん』となったら、普段通りのフライだったり。
追い風が飛ぶように感じるけど、向かい風が実は風の影響を受けて飛ぶとかね。
だからライナーは伸びたりするんです。

特に11日の横浜スタジアムは、ちょっと風が回っていた。

七回には1度だけ、佐野の打球が前川の前にポトリと落ちる左前打もあった。

あの場面も一見捕れるように見えるけど、真下に落ちてきた。

風がぶつかっているから。

知識としては植えつけているけど、最後の対応は選手たち。
教えることは教えているし訓練もしているけど、ゲームの中において風は生き物だから。
 
 
 
――桐敷拓馬 (甲子園球場での指名練習に参加しブルペンで28球)
発熱とのどの痛みと、扁桃腺がはれてしまったという感じ。
多少緩さというか、腕の方でありますけど、思った以上に問題なく投げられたかなと思います。
14日からの中日3連戦はもちろん。
 
 
 
――村上頌樹 (14日の豊橋市民球場での中日戦に先発予定)
狭い球場(両翼93メートル、中堅115メートル)というのは分かっている。
(1年前の5月16日は5回7安打4失点)
(石川昂弥に3ラン) ホームランも打たれましたし。
いい感じとは思っていないですけど、気をつけたいです。
 
 
 
――伊藤将司 (2軍鳴尾浜に合流)
状態を早く戻して、1日でも早く戻りたい。
 
 
 
――ジェレミー・ビーズリー (1軍の18日ヤクルト戦に登板予定)
すごく良い状態。
自分は準備をするだけだよ。
 
 
 
 
2024年5月14日 日刊スポーツ

 

 

 

 

 

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