――和田2軍監督 (17日 ウエスタン 阪神 4-1 オリックス)

本人(高橋遥人)いわく、『めちゃくちゃ緊張しました』ということなので。
でもね、893日ぶりで。
真っすぐなんかは投げるたびにもっと上がってくると思うので。
一番感じたのはやっぱりコントロールがいいから、全然、見ていて不安がない。
今日久しぶりの登板だったけど、ブルペンから投げるのを見ていると、やっぱりコントロールというところで、四球を出すような感じじゃないので、ベンチから見ていても安定感というか。
ボールの質とか速さはもう少し上がってくると思うけど、やっぱりあのコントロールは大きな武器になるよね。
今日は本当に、マウンドに立てること自体、1イニングに投げること自体が遥人にとってもチームにとっても収穫だと思うし、今日投げたことで、明日の様子を見ないといけないけど、一段、階段を上がったかなという。
ただ、今日1イニング投げたからポンポンポンと上げていくのではなくて、この1イニングを何回か繰り返しながら、少しずつイニング数を増やす、というところになるよね、現段階ではね。
もちろん復帰した時にはね、先発でいくピッチャーなんで、やっぱり今日にしたのも昨日のね、天気とかいろんなことがあって。
もう俺だけじゃなくてね、投手コーチも、復帰する時には、一番いい条件で投げさしてやるっていうことをね、うまくみんなでっていうかね、投手コーチ含めて話をしたんで、それが今日になったし。
みんなの思いがそうさせたっていうかね。
そういうマウンドだったと思うし、遥人もね、それに応えてっていうか、もう、ほんとに今日はもう、あそこに立てただけでね。
それは本人だけじゃなくて、ピッチングコーチもそうだし、リハビリを担当しているトレーナー陣もそうだし、ほんとに良かったなっていう思いでね。
ただ、これからまたいろんな戦いが始まるからそこはしっかりサポートして。
いや、みんなでサポートしてね。
なんとか本来いるべき場所にね、戻してやれるように、うん。
みんなでサポートしていきます。

井坪は2安打もそうだし、やっぱ守備だよね。

守備でいいプレーが2つあったかな。

守備から乗っていったって形で、どうしても気持ちにちょっとね、ムラのある選手なんで、やっぱ自分を奮い立たすために。

今日は守備からっていうね、いい入りができて、それがバッティングにつながったと思う。

バッティングの状態はずっといいんだよね、これをいかに続けるかっていうことかな。

湯浅は、投げるたびに少しずつ上がってきてるような感じで見てたけど。

今後もファームで声がかかるまではね。
なるべくそういう本番に近い場面で投げさせてやりたいし。
他のピッチャーも兼ね合いはありながら。
いずれ声がかかるときのためには、やっぱりそういう場を踏んだ方がいいと思うしね。

明日の先発はビーズリー。

 

 

 

――高橋遥人 (ウエスタン 1回1被安打1奪三振無失点)

緊張はめちゃくちゃしました。

前日とか夜とか、あとは今日一日、ソワソワしていたかなと思います。

でも、意外にマウンドに立ってみたら、久々ですけど、2年半ぶりという感覚はあまりなくて、先頭打者にとらえられたんですけど、アウトになって少し緊張がほぐれたかなという感じです。

いろんな人に見に来てもらって、感謝ですし、ありがたいですし、ずっと投げられない中でも応援してくださっている人の声というのは聞こえていたので、こうやってまたマウンドで投げるところを見せられて、すごくよかったな、と思います。

でも、パフォーマンス的にはまだまだだし、きょうもたまたまというか、狙っているところに全部いっているわけでもないし、球威の部分でも球速の部分でも全部、まだまだなので、そういうのが戻っていたら、もうちょっとそういうものも感じてくるのかな、と思いますかね。

今日投げた変化球はスライダーとツーシーム…まあフォークみたいなものです。

変化球の感覚もまだまだですかね。

一番大事なのはストレートだと思うので、そこがもう少し戻ってくれば、変化球ももっと良くなるかな、と思っています。

シート打撃も全部緊張したんですけど、今日が一番。

試合ということもあるし、スタンドにもファンの人がいるし、ミーティングとかいろいろと久々だったので、そういうのを思ったらすごく緊張したという感じですかね。

こうやって1イニングもらって、先発で投げさせてもらうのはすごくありがたいですし、あとに投げる富田とかにも感謝したいです。
手術もさせてもらっているし、応援もすごくしてくださっていて、あとはリハビリとかはトレーナーさんとか理学療法士さんにすごくお世話になっているので、すごく感謝しているし。
でも、まだまだだと思うので、しっかりと状態を上げていけるようにしたいなと思います。
やっぱり直球の質を上げる、そこが一番だと思うので。
それができればもうオッケーみたいな感じなので。
ずっとストレートですかね。
真っすぐでまだ勝負をつけられなかったので、変化球だったという感じです。
走者も背負ったし、しっかりとゼロで帰ってきたいと思っていたので、楽しむというよりは一生懸命でした。

 

【ハイライト】4/17(水) 神4-1オ(鳴尾浜)|髙橋遥人、1回無失点!893日ぶり実戦復帰!富田は6回無失点の好投!渡邉に一発等、チームは快勝!

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2024年4月17日 デイリースポーツ
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