――岡田監督 (キャンプ初日終了後)

いやー、暑いな。
汗かいてきたわ。
俺は6年…コーチ1年あったから、8年目やもんな。
8年目で初日雨の時だけBクラスなんよな、ここはね。
2004年のな、だからそれを考えたら天気良すぎ(笑)
まあ昨日のミーティングから選手の前でしゃべっても、俺が何を言おうと「分かってますよ」いう感じやな、みんな(笑)
門別は良かったんちゃう。
この時期で147kmくらい、ずっと平均して投げとった言うとったからな。
11月に安芸で見てな、これは当然1軍のキャンプに連れていくというかな、そういう感じの投球だったからな、ひと冬越して、自分なりに自主トレもやってきたなという感じもするし、11月と比べても全然ね、2カ月間ほとんどピッチングもしてないわけだからね、でも全然遜色ないようなね、そういう感じで投げてたからね。
椎葉は、スムーズな投げ方というかな、力感はないけど、ボールはけっこうね、おーん、来てるというか、今日も最初ずっとコントロール関係なしに、高め真っすぐばっかり投げろ言うとったんや、また安藤(コーチ)にも、ピッチャーもな。
そんな低め意識せんでええから、高め真っすぐ、そないして、でも、けっこう力強いボールいってたみたいやで、キャッチャーに聞いてもな、おーん。
坂本がちょっと受けとかなあかんやろ。
今までは安芸にほとんど行ってないから、結局、椎葉は新人やけど、門別は去年2試合投げたけど茨木にしても梅野も坂本も受けてないからな。

ゲラは明日投げる。

2日目、4日目に投げる言ってたわ。

別にそんなん投げんでええ言うて、そんな慌てて。
ビーズリーは張りがあるとか言ってたな。
まあこのクールは投げへんと思うけどな。
森下はなんかな、変な打ち方しとったな。
速攻でバッティングコーチに言っといたわ。
あれじゃ打てへんのちゃうかって。
初日やからどうこうせいじゃなく、それやったらボールがあがらへんのちゃうかって言っただけや、今日は。
だって今日なんかゴロばっかりやん。
上がったら差し込まれたポップフライばっかりやろ、結局は。
自分で首ひねっとったからな。
お前がそんな打ち方にしてるやないか言うとけ言うて。
1軍で首ひねるなと。
変な打ち方するから首ひねらんとあかんねや。
打球も自分ではおかしいと思うんやろな。
力入れてんのにボールが飛ばんみたいな。
バッティングはコツやからな。
それをわからんとあかん。
まだまだキャンプ長いから大丈夫やと思うけど。
試行錯誤ってまだ完成品じゃないからな。
まず試行錯誤よりいろんなことを試してそこにまずたどりつかなあかんわな。
自分が一番いい感じにな。
迷ってるよな。
今回バット何本持ってきてるか聞いてこい言うたんや。
去年3本やで、キャンプで。
そんな選手おらんやろ(笑)
だから大山とか佐藤とかにバット借りとったやんか去年。
キャンプ1カ月するのにバット3本しか持ってけえへんやつなんてどないなってんねん思たけど。
今年も3本とか言っとったな。
まだ自分のスタイルというかな、これだというバットというか、しっくりくるバットがまだ自分ではないんやろな、結局。

俺は大学の時から同じバットを使ってた。

現役時代に大きなモデル変更はしてない。

全然してない。

ジュン石井の、王さんとかが使ってたバット。

契約したからな、SSKと。

だからSSKになったけど、形そんなにかえへんけどな。

森下はピート・ローズ型にしたんやな。

俺もびっくりした。

よう名前しっとったな。

ピート・ローズとか森下の親父もしらへんで。
多分。
俺よりもだいぶ上の人間だもんな。
82、3歳やもんな。
ピートローズって安打製造器だから、お前がホームラン打ちたいというのと逆行してるやないか。
そういうことやろ、なあ。
そりゃ3割ヒット打ってくれればいいけど。
なんなん、ようわからんな。
ピート・ローズ型って聞いたから、え?って思ったわ。

森下の身体が大きくなったかは、ずっとみてるから分からへんけど、ピート・ローズはすごいで。

四千何本打っとるからな。

森下も四千何本打つつもりなんかなあ。

まだこれやいうのがないんやろな。
色々探ってるいうかな、自分に何が合うか、そう言う感じかも分からんな。
まあでも野球することに限ってはどうってことないけど。
なんか発想がなんかな。
トレーニングとかバットの発想がな。
まだまだええんちゃうか。
2年目やから色んなこと試してな。
そういうアレちゃうか。
ノイジーは見てないんだよな。
シートノック終わって行ったからな、ブルペンに。

バッティングフォームの話は昨日話したよ。

ミーティングの後にノイジーと。

しっくりこないというな、バット立てるとな。
立てるという意味をちょっと考え違いしてるんじゃないかと昨日言うた。
それで納得しよった。

佐藤輝は、まだ今日よかったよ。

そんな悪なかったよ、今日な。

技術的なことやからさ。
バッティングは相手が崩しにくる、受け身になるから、バッターはな。
だからこれでいいとか2月1日に言われへんよ。
だって去年でも大山なんか全然打たんかったやんか。
そやろ?
オープン戦、全然打ってへんよ。
でも変えることなくやっていったらいい結果が出たわけやんか。
バッティングなんて難しいから、すぐ結果なんて出えへんよ。
これやと思ったことを地道にやって最終的に結果が出たらな、そら自分のもんになるけどな。
結果が出ないからちょっと変えようとか、そんなこと繰り返してたら絶対にバッティングなんか自分のものになれへん。
難しいんやから、バッティングは。
守備は、そんなのもう反復練習やんか。
受けた数ほど上手なるわ、守備はバッティングと違ってな。
そんな相手に崩されへんやん。
来たボールをしっかり自分の姿勢で捕るというな。
 
 
 
――ハビー・ゲラ (2日キャンプ初ブルペン)
最初のブルペンにしては良かったと思います。
投げた感触も悪くなかったですし、ストライクゾーンにしっかり投げることを考えて投げた。
いい集中力を持って強い球を投げられたので悪くなかった。

クイックも、いろんなタイミングを変えて投げるのは自分の背番号と同じで問題ゼロです(笑)

日本のマウンドやボールについては投げやすい。
ほぼほぼ良い状態できているので、マックスに近い状態で投げられました。
 
 
 
――大竹耕太郎
今季の目標はイニングです。
昨シーズンは131回しか投げていないので、規定の143回以上、150・160回目指して。
イニング投げるということは「抑えている」ということなので、長いイニング投げられるように頑張りたいと思います。
昨年は移籍1年目だったので、2月1日に120%の力を出すというテーマがありました。
第1印象で「コイツ使えるな」と思ってもらえるように。
今年は、「昨年一年投げた」というのがあるので、しっかり体の土台を作ってから、投げる方に移行していけたらと思ってます。
実績のある先輩方もいらっしゃるので、アドバイスをもらいながらやれたらいいかなと。
2年目のキャンプはさすがに慣れましたけど、久しぶりにチームメイトに会ったら、ちょっと緊張しますね(笑)
そこの坂道を走ったんですけど、阪神ファンの方から「今年は15勝だぞ」という声をかけられました。
ソフトバンクファンの方は、どちらかというと静かに見ています。
飛躍できた要因は先輩からのアドバイスはかなり大きかったですね。
西(勇輝)さんからいろいろお話を聞かせてもらって、それがなかったら、多分半分も勝ってなかったと思います。
僕の顔を見て「今日周り見えてないよ」とか、「今日は大丈夫だね」とか、多分そういうものを感じ取る能力すごい。
僕からも話しかけることが多いので、盗めるものは盗もうという気持ちです。
力勝負というよりは、しなりや柔らかさを投げる中でも大事にしているので。
バッターに対しても、あんまり「倒そう」とか「力で抑えよう」という感覚というよりは、「お客さん」っていう感覚です。
小さい声で「いらっしゃいませ」とか言ってます(笑)

昨年も「もっと勝てたな」と思うことも多かったので、詰めの甘かった部分を突き詰めて、もっと勝てるように。

リーグで一番勝てるピッチャーになりたいと思います。
 
 
 
――門別啓人
(侍ジャパンの井端弘和監督から見たい投手に名前が挙げられ)
うれしいですね。
今はまだシーズンを通して1軍で投げたことがないので、まずそこを目標にしてやっていくのと、できるだけその目標に早く到達すれば自分としてもすごくいいと思っているので、そこを目指して頑張りたいと思います。

注目度も高まることは、すごくありがたいことなんですけど別にプレッシャーとか全然なくて。

そうやって言ってくれるだけで見てくれる人が増えると思う。

みんなに門別と分かってもらえるように、阪神の中で一番有名くらいのピッチャーになりたいと思っている。

 

 

 

――谷繁元信

阪神のメンバー表を開いて、今季1軍に出られそうな選手に赤ペンでマルをつけていったら、手が止まらなかった。

特に、投手陣は赤マルだらけになってしまった。

予想はブルペンで裏付けられた。

一通り見させてもらったが、非常に迫力がある。

昨季ブレークした村上は順調。

石井もいい。

桐敷は力を入れても狙ったところにボールがいっていた。

苦労している選手も数人、見受けられたが、全体的に仕上がりが早い。

やはり強いチームはこうじゃなきゃ、というブルペンだった。

中でも目を見張ったのは、左腕の門別だ。

キャッチボールの時点でセンスの良さを感じた。

バランスがいい。

下半身の力をうまく上半身に伝え、コンパクトな腕の振りでボールを離す。

キレで抑えるタイプ。

高卒2年目にしてフォームの完成度が高い。

投げる雰囲気にも好感が持てた。

言葉では伝えにくいのだが、所作、マウンドさばきといったものだ。

キャンプ前に阪神OBから「今のままでも5回までなら抑えられる」と聞いていたが、全く同感。

ここからスタミナをつければ、さらにいい投手になるのは間違いない。

とにかく、ケガなくいってほしい。

野手も心配はない。

昨季と同じ顔触れだが、レギュラー個々の成績をみると、優勝した昨季がキャリアハイだったわけではない。

1人1人が昨季を上回る可能性があるわけで、伸びシロに期待できる。

ただ、投手に比べると控えの層が劣るのは確か。

キャンプでの底上げが大事になる。

強いて不安要素を挙げるなら、日本一による気の緩みだろう。

私には苦い経験がある。横浜で日本一になった98年の翌年、実は「緩んでいる」自覚があった。

決して手を抜いたわけではない。

オフからいつも通り練習した。

それでも、キャンプでは経験したことのないファン、マスコミが押し寄せ、注目度が上がった。

達成感で、どこか調子に乗った面もあったと思う。

それがスキにつながった。

チーム全体、緩みはシーズンに入っても解けなかった。

4月終わりになって、ようやくエンジンがかかったが、遅かった。

3位で終わった。

連覇の難しさとも言える。

阪神も2リーグ制以降は連覇がない。

だが、常に注目を受けるチームだけに、優勝翌年だからと選手が浮つくこともないだろう。

この日も活気があった。

もっとも、心のスキは表面的には見えない。

昨季の優勝を心の中でリセットできているなら、今年も阪神は強い。

 
 

 

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2024年2月2日 デイリースポーツ

 

 

 

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2024年2月2日 ABCニュース
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