――岡田監督
まだ忙しいけど、こればかりは仕方ないわ。
皆から『ありがとう』と言われて嬉しいよ、そら。
今のチームは前と比べて若い。
連覇の可能性は全然、あると思うよ。
うん、あるある。
今振り返っても85年はとてつもない優勝よ。
投手がよくないなか、打線がすごくカバーした。
単発的には一番強かったと思うけど、継続できずに終わったわな。
後は全然勝てなくなった(笑)
05年の優勝は選手が皆、完成品でクリーンアップ(シーツ・金本・今岡)もアレがマックス。
選手がベストの成績を出していた。
そやから優勝後の個人成績は皆、段々と落ちていったわな。
そういう意味では今のチームは若いし、まだまだ伸びしろのある選手は多い。
ベストな数字は誰一人、残してないやんか。
その違いは大きいよ。
大竹も村上も実働1年やからな。
もっとやれると思う。
完成品ではないということは、目いっぱいやない…ということやから、まずはチームをもう一段階、上の戦力にすればいい。
強くなる可能性があるチームなんやから、そこをしっかりやらなあかん。
選手も分かってると思うで。
まだ打率3割打ってないのもおるんやし。
野手の平均年齢も全然若いやろ。
昨年は確かに出来過ぎやけど、個人の成績には余力があるということよ。
個人の数字が上がったら、それがまた給料に跳ね返ってくるし、ええやん(笑)
普通にやるのは難しいけど、今の選手は難しいと思ってないと思う。
こういう状況なら自分の役割はこうするとかも分かってきて、戸惑いもなかった。
まあ、個人成績の向上を目指してたら、あとは別に変わったことをする必要ない。
結局、今年も当たり前のことを当たり前にしたらいいということ。
それでいい結果が出たら、それに没頭してまたハマっていくよ(笑)
(監督の考え方が選手たちに)染み込んだよ。
最終的に勝つということが一番うれしいことやんか。
一人が3割打つより、皆で勝った方がいい。
3割打っても最下位やったら給料上がらんで。
勝つことでまた選手が自信をつけて、またレベルアップする。
オレも勝つことはすごいな…と思ったもん。
だからまた勝たんとあかん。
去年勝ったことで、選手がプライドを持ってプレーできるかは見ものよ。
――才木浩人
(優勝旅行先のハワイでTシャツが変色してしまうほどの汗でトレーニング)
12月半ばやというのもありますけど、トレーニングしておかないとなというのもあります。
そこまで遊びたいという欲もないし。
1週間以上トレーニングしない期間を開けたくないなというのもありますし、継続してやっておこうと。
2024年は1年間ローテを守る。
――小幡竜平
年男にふさわしい活躍ができるように頑張れればと思います。
打つしかない。
(同学年の広島・小園、ロッテ・山口、藤原も活躍は) やっぱり意識して見ちゃいますね。
勝手に刺激にさせてもらっています。
球団には高卒のレギュラーがいない。
球団からも、そういう意味で期待されていることが伝わっているので。
――筒井外野守備走塁コーチ
(8月8日巨人戦の練習中にアキレス腱断裂)
パチッと音がした。
コーチなのに…という人もいるけど練習は同じ。
我慢していたが9月に入り、病院に行くと「すぐに手術しないとダメ」と言われた。
そこで脳裏に浮かんだのは「離脱はできない」。
野球人生で優勝の経験がなかったし、チームを離れることだけはしたくなかった。
このチャンスを逃してなるかと。
岡田監督と話し合いの末、日本シリーズまで続投し、終了後に手術すると決めた。
慣れました。
トレーナーのおかげ。
やるのは選手ですけどね、研究もされるだろうし、いいアドバイスができるように。
阪神で日本一になったんだから、その意味で岡田監督は叔父(星野仙一)を超えたと思う。
2024年1月4日 夕刊フジ
2024年1月5日 夕刊フジ
2024年1月5日 スポニチ
2024年1月5日 日刊スポーツ
2024年1月5日 デイリースポーツ