記者「森下が岡田選手以来の2桁本塁打」岡田監督「いやいや、まだ8本差あるでしょ」(記者陣爆笑) | road to 優勝~日本一 虎の備忘録

    ――岡田監督

    いやいや、もう先発の村上ですね。
    相手(床田)も、防御率争ってるというか、そんな点はとれないなと思ってたんですけどね。
    だから、あっこまで0点に抑えて、ナイスピッチングやったですね。
    いやもう、いつも通りというか、無四球でしょ?
    低めに、コントロールよくいくし、五回くらいまで安心してみてましたけどね。

    (10勝は)いやいや、どうだろう。

    本人もね、キャンプから、そんなのぜんぜん思ってなかったと思うし。

    先発ローテーション入ってからのピッチングをみていると、2桁勝つんじゃないかなーとはね、そういう感じはしてましたけど。

    (先発ローテの軸)そうですね。

    イニング(規定投球回到達)もあるんでね。

    打順的に、もう1イニングいけるかなと思ったんですけど、(島本を)用意してたんでね。
    もし、1点とられたらね。
    だからまあ、ちょっとね、あっこで長打2本出るとは思わなかったんですけど、もったいなかったかもわからないですね。

    (岩崎の30セーブも)八回の1点が大きかったと思うしね。

    打順的にちょうど中軸に回ったんですけど、本当にずっとねいいピッチングをしてくれていますね。

    森下のホームランがね、初回大きかったですね。
    あれから(床田が)ほとんどカーブを投げられなくなったみたいでね。
    まあだから、そんなにヒット、連打は期待できないなと思っていたので、本当に大きなホームランですね。

    (球団の新人右打者で岡田彰布選手以来の2桁本塁打は)ああそうですか。

    いやいや、まだ8本差あるでしょ(場内笑い)

    (岡田選手は18本)そうです、はいはい。

    (佐藤輝は)いや、ねえ、他の打席も、そんなに内容的にも悪くないし。

    何かちょっとつかんだっていうたらおかしいですけど、何か、そういう感じに見えますね。

    打席の感じで。

    (初戦を取った)これはすごく大きいし。

    まあ、明日投げるね、大竹にもすごく大きな刺激になったんじゃないですか。

    村上が10勝したんでね。

    (マジック10)いやいや、すぐ減らないんで、それはもっと減ってからですね、意識すんのはね、もうちょっと減ってから(笑)

     

    (村上は)普通に投げとったなあ(笑)

    いつも通り投げてたんちゃう?

    初回ポンとなあ、3者凡退でいったからなあ。

    全然そういう何も、なんていうかプレッシャーとかそういうのもな、何も無しで、普段通りにね、マウンド上がって投げてるなあと思ったねえ。

    いやいや、そらあ、誰も思てないやんか、この時期に村上がこんなピッチングするとはねえ(笑)
    まあ、勝ち星積み重ねて、ローテーション入って、自信やろうな。
    やっぱり、こう続けるのはな。

    (近本は)1本出たし、うん。

    最後もな走らそう思たけど、もう止めた。

    もう、あんま無理する必要ないし。

    まあ、森下が(交代せず)3番に入ってたら、中野にバントさせてたけど。

    (森下の交代は)何か(打球の)跳ね返りが当たったみたいやな。
    こめかみか何か言うてたから。
    いや、何かちょっと頭やから。
    まあ、そんな、あそこまでいったら別に無理する必要ないしな。

    (明日以降は)大丈夫やろ。

    もうベンチ座っとったから。

    (マジックは)減っても2つずつやからな。
    おーん。
    まあ、もうちょっと楽しめるやんか(笑)
    ゆっくりと。
    今日も普通通りやってたよな、みんななあ。
    いやいや、大したもんと思うよ。
    そういう浮かれたというかなくて。
    これは地道にな、2月から、俺が監督に代わってやることというか(理解して)そういうのの積み重ねで、勝ち星を重ねたから。
    まあ、普段通りというか、普通にやればいい結果がでるという、そういう平常心というかな。
    自分らの野球をしたら、というのが何か見えるよな。
    まあ(マジックが)減るのはええやんか。
    増えへんから別に。

     

     

    ――村上 (7回1/3 1失点)

    大事な試合。最初に飛ばしすぎて気合が入りすぎたが、チームに貢献できたことがうれしい。

    残り試合全部勝ちたい。
    そこは何も変わらない。
     
     
    ――森下 (1HR)

    お騒がせしました。

    (頭は)大丈夫です。

    (床田投手には)やられてたんで、絶対打ってやろうという気持ちはあったんですけど、冷静に。

    いいピッチャーに変わりないんで、そう簡単に打てないと思ったので、甘い球を一球で捉える気持ちで打席に入りました。

    初球、確かカーブだったんで。
    同じような軌道見てたんで、それより高めにきたので振り出しました。
    初戦取るのと取らないんで、2、3戦目の気持ちも変わってくると思うので。
    一番大事なところを取れたのは大きいなと思います。
    前半はけっこう苦しんでホームランも打てなかったところで、後半になってホームランが打てるようになってきたのは、本来の自分の形でもあると思うので、それが出せているのかなと。
    こういう1本しか打てない日でも一つのホームランで打点が取れて、チームの勝利を引き寄せられるというのは大きかったかなと思います。
    調子の良さはそこまで。
    まだまだかなと思ってますけど、技術としてカーブを打てるようになったり、追い込まれてからホームランが打てるようになったり、試合を重ねるごとに自分の技術が良くなってきているかなと感じますね。
    (新人の右打者の2桁本塁打は岡田監督以来は)知らなかったです。
     
     
    ――佐藤輝 (1HR)
    (相手先発の)床田投手もいいピッチャーなので、思い切って振っていこうと思っていた。
    ファンの皆さんの前で一本でも多く打ちたいと思っているので良かったです。
     
     
    ――近本 (1安打1四球1得点)
    (復帰戦に)まあ、こんなもんじゃないですかね。

    (欠場は)2試合ですけど、実際(中)4日くらい空いてるので。

    (八回一塁から一気に生還)いい確認ができました。
     
     
    ――吉田義男

    非常に大事な一戦だが、一方的なゲームになった。

    なんといっても阪神は初回2アウトから森下の1発が効いた。

    続く2回に佐藤輝が見事なバックスクリーン右への本塁打ですから、あれで生きた球を投げる村上が乗っていった。

    もう「パパッ!」っと、阪神ペースに持ち込んだ。

    その後の攻撃では、岡田の采配に“らしさ”をみました。

    五回の阪神ベンチは、6番ノイジーが四球で、8番の木浪に賭けてるから、その前の7番坂本にバントをさせるわけです。
    木浪を信頼している証しの犠打で、それに木浪が応えました。

    監督が選手心理をつかんでいるから、選手を信頼しながら、“機を見て敏”といえる采配をしている。

    監督とコーチからも“一蓮托生”が伝わってきます。
    Xデー?
    甲子園がよろしいな。
    わたしは優勝を確信しました。
    でも現場の監督はそうはいかない。
    わたし自身も言うべきではないと思っています。
    過去には「大きな土産を持ってかえる」などといって失敗したこともあったし、監督は腹を見せたらあきません。
    じっくりいったらどうですか。
    最後まで“アレ”でいいんと違いますか。
     

     

    【ハイライト】阪神vs広島【2023/9/8 T-C】
    阪神タイガース 公式

     

    【森下を敵対視!?】岡田監督の記録に森下が並んだことに対して…プライドむき出し!(9月8日阪神ー広島)サンテレビボックス席
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    【恐怖の8番今日も健在…!】やっぱり木浪は怖いぞ!好守にタイムリー!(9月8日阪神ー広島)サンテレビボックス席
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    村上にはプロ3年目の今季から、新たなルーティンができた。

    登板のたび、ネットニュースで試合後の岡田監督の「一問一答」を欠かさずチェックするという。
    それでは、村上が選ぶベスト「岡田語録」は?

    6月6日楽天戦(楽天モバイルパーク)、8回4失点でプロ初の「完投負け」を喫したゲーム後のコメントが印象に残っているという。

    《悪うないよ、別に。なんでよ。完投させてんのに、何も悪うないやんか。そんなん。》

    決してベタ褒めではないが、うれしかった。

     

    ――村上

    監督とあんまり会話するわけではないので、何言ってるんやろう、と。

    記事をめちゃめちゃ見るようになりましたね。

    監督は悪かったら悪いって言ってくださる。

    逆に良かったら『普通に良いから投げさせただけや』と言ってくださる。

    はっきりしていて分かりやすい。

     

     

    阪神が9日の広島戦に勝てば優勝マジックは一気に3減って「7」となる。

    10日以降の試合で阪神が7勝12敗、広島が15戦全勝すれば、最終成績はともに83勝56敗4分けで勝率5割9分7厘。

    両軍の対戦成績も12勝12敗1分けで五分となる。

    セ・リーグではこの状況の場合、「交流戦を除いた、セ球団同士でのリーグ戦上位」を優勝球団とすると規定している。

    これまでのセ球団同士のリーグ戦成績に前述の結果を反映させると、阪神は76勝46敗3分けの勝率6割2分3厘、広島は74勝47敗4分けで6割1分2厘。

    阪神が上位となるため。

     

     

    2023年9月8日 日刊スポーツ

     

     

     

     

     

     

    2023年9月8日 産経新聞

     

     

    2023年9月8日 スポーツ報知

     

     

    2023年9月8日 東スポWEB

     

     

    2023年9月9日 デイリースポーツ