――秋山
簡単にランナー出し過ぎた。
力むのはなかったですけど、重い場面が多かった。
直球の強さをもっと出さないとしんどい。
諦めずに頑張りたい。
――岡田監督
(秋山は)立ち直るって、まあなあ、三者凡退で終われんね、アレやったし。
球数でもあそこまでやったけどな。
まあ、今日は打てんかったけどなあ。
あそこ(五回裏)1点やったらなあ。
もう2点なあ、流れが悪かったからな、結局は。
――佐藤義則
久しぶりの登板となった秋山は五回途中3失点という数字以上に、内容が伴わなかったかな、という印象だった。
目に見える部分で言えば、若いカウントから打たれる、左打者の内角へのカットボールが外れる、高めに外れる球が多かった、などいくつか現象を追うことはできる。
こうして並べれば、秋山の持ち味だったコースへの丁寧な投げ分けや、低めを徹底するということができなかったから、9安打されたということになる。
ただ一番気になった部分は、力感だ。
ローテーションに入って、勝ち星を重ねていたころは非常に馬力のよさを感じさせるフォームだった。
別の表現をするなら「投げっぷり」とよく言われるが、これがよければ140キロ前後の直球でも打者は速く感じる。
そこが、少し物足りなく思えた。
四回の投球でもピンチを招きながら、よくしのいだといえる、経験値をうかがわせる投球もあった。
ここに、以前の力感があればさらに秋山らしい投球というものを取り戻せるのではないか。
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2023年8月3日 デイリースポーツ