打席での前傾姿勢の角度の微調整に重点的に取り組んでいることを明らかにした。
彼がひそかに取り組んでいるのが、構えた時の前傾姿勢の角度の微調整。
打撃練習中も、これを何度も繰り返していた。
構えたところからトップをつくる間に、上体が倒れ込む動きをできるだけ小さくしたい。
それが前傾の角度を意識する理由だ。
打席で上下動のブレが少なくなれば、安定した打撃につなげることができる。
グリップの位置を少し低くした今年の打撃フォーム。
佐藤輝はその次の段階として、スイングの軌道を自分のイメージに近づけるため試行錯誤を重ねていたのだった。
だが前傾すると、ボールを従来よりも斜めに見るので、高低を見極めることが難しくなる。
ここをどう克服するかがオープン戦でのテーマになってくる。
開幕まで時間はまだある。
うまくいかない時には、切り替えることも、まだできる。
結果にとらわれず、シーズンに向けて最高のものをつくろうとする姿勢は必ずや佐藤輝のバッティングに生かされるはず。
すべては理想のスイングに近づくため。
回り道をしてもそれは決してムダではないと思う。
20本塁打を30本塁打にまで伸ばしたい、80打点を100打点にしたい、と彼は強く思っている。
言葉の端々にも決意がのぞいた。
三塁固定で打撃に専念できている分、言い訳はできないシーズンだということも分かっている。
覚悟を持って、取り組んでいるのだ。
2023年2月25日 スポニチ
