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この類の騒動に言及するにあたって、筆者の”立ち位置”は一番初めにお伝えすべきだと思います。 私は加藤純一、バーチャルユーチューバーどちらのファンでもありますが、どちらの信者でもありません

 

加藤純一さんの切り抜き動画を見て、彼の言うことが正しいと感じることもありますし、「オーイシ×加藤のピザラジ」も見ます。 ボードゲームの動画も大好きです。しかし、加藤純一さんは言葉遣いが乱暴で差別的発言をするきらいがあります。そう言った側面は好きになれません。

 

バーチャルユーチューバー(以後、Vtuber)の動画も見ますし、推しVも何組もありますが、彼らは「Youtube」という媒体に沿って営利目的で活動を行っているビジネスマンです。 彼らは善意でやっている訳ではありません!(もしかしたら営利目的ではない人も居るかもですが) 「利益を得る」ことが目的で、動画や配信はその手段に過ぎません。富や名声を気にしない、純粋な表現者とは言えないのです。 真の表現者ならば、富や名声を気にせず、主義や主張ができるはずです。しかし、彼らはできない。政治的・宗教的発言はできない!なぜなら、ポピュリズム(人気)によって富と名声を得ているからそれで生計を立てているからです。 大衆の求めるエンターテイナーでなくてはならない、偶像です。
それでもなお、私はVtuberが好きです。 エンターテイナーとして面白いと感じる人がいるからです。 また僅かですが、表現者であろうと試行錯誤している人も居ます。

繰り返しますが、私は加藤純一、バーチャルユーチューバーどちらのファンでもありますが、どちらの信者でもありません。 私は誰も、何も、崇拝していません。私はすべての物事はお金が絡むと、その主義・主張は信頼できないと考えます。 だからこのブログも、その信念に基づき、アフィリエイトはクソくらえって感じです。お金貰ってステマ広告漫画をツイッターで出している奴らとかもいましたよね。 ステマ野郎は全員くたばれ!…話が逸れましたが、筆者の立ち位置を明確にしたことで、やっと本題に入ります。

 

ここから本題
前後の話の経緯はさておき、問題の「絵畜生」という言葉っていわゆるヘイト/差別用語と捉えて間違いないはずです。 「犬畜生」などとの同義でVtuberを一方的に見下した差別発言です。
加藤純一氏は経緯はどうであれ、差別発言をした。これは紛れもない事実であります。 この事実は誰にも否定できない。わたしは加藤純一さんの配信を全て見ているわけではないのですが、どうやら彼は「リアル至上主義」のみたいな思想を持っているようで、「バーチャルという絵に代弁させている」 ことが気に入らないようです。 「言いたい事があるなら顔を出せ!」っていう意見ですね。
 

 (私はこれに対して「そうだそうだ!」って思う気持ちと、「それはちょっと違う」という二律背反の感じです。かくいう私も、本名や顔を世間に晒さず、主義主張を言っている立場だからです。 これは身の安全の為でもあります。頭のおかしい人に凸られたりしたら、怖いですよね。 玄関を開けたらいきなり刺されるご時世ですもん。素顔や本名を晒して活動している人たちは、私達よりメンタルが強靭なのかな、とも思いますし、勇敢だなと思います。または、愚かなのかも…)

さて、
Vtuberはバーチャルという絵=仮面を被ってることが、「仮面を被って匿名性を持って活動している」 …つまりネット書込みのような、無責任さに繋がっている、卑怯なことだ、という認識を加藤純一さんは持っているのかも、しれません。実際、そういう側面もあるということは、否定できませんね。でも、顔や姿を変えたり隠しているアーティストや、芸能人は昔からたくさん居ます。
・タイガーマスクやサンダーライガーなど、プロレスの覆面レスラー。
・Men with A Missionというバンドや、SEKAI NO OWARIのクラウン。
・派手なメイクアップもそう。 金爆のダルビッシュさんとか、ロックバンドのKISSとか。
・身元不明のアーティストのバンクシーだって、同じと言えます。
みんな素顔を隠して主義主張をしたり、エンターテイナーとして活動しています。
そして、冒頭に言いましたが、Vtuberはエンターテイナーです。
エンターテイナーの場合は己の顔を隠したり、あるいは加工することで、それをキャラクター化しているんですよね。 そしてそのキャラクターを演じているわけです。

また、このキャラクターを演じるというのは、別に顔や姿を変えていない芸能人や芸人だってやっていることです。 キレキャラを演じているカンニング竹山さんこりん星からきたゆうこりん男性を演じていた氷川きよしさん、と枚挙にいとまがないです。このような表現手段は、昔から有り今も続くものです。いや、もっと言うと我々一般市民だって、みんな仮面を被っているんじゃないですか?(錯乱)

 

極端な言い方ですが、「リアル至上主義」の人は、上記のようなアーティストやエンターテイナーを全て認めないのでしょうか??? それって、なんだかとても、窮屈ではないですか。また、加藤純一さんの配信に関するコメントを見ると、「Vtuberは上半身を痙攣させているだけ」「中身は40歳のおばさん」など、活動内容とは何も関係のない、単なる差別発言も目立ちます。このような差別意識を持った人がたくさん居ることに私はとてもショックを受けました。

 

そして、

加藤純一氏の放った「絵畜生」という差別用語が、どういった経緯か因幡はねる氏に伝わる。
「Vのから騒ぎ」という企画配信内で、「今年一番腹が立ったこと」として因幡はねるさんが言及したことが、この騒動の発端だと思います。私も、この配信で初めて「絵畜生」という言葉を耳にしました。 当時は上記の経緯を知らなかったので「そういうことを言う人もいるんだ、ふーん」という程度でした。

 

このあとが奇妙な展開となります。

 

一般的な倫理観から言えば、差別発言をした加藤純一氏が謝罪すべきですよね。 いまヘイトスピーチは犯罪として世間に認知されつつあるんですよ。知ってましたか。
悪口を言った方が「ごめんなさい」する!こんなん子供だって解る"どおり"です。

しかし、なぜか現実は逆です。 

 

差別発言をした加藤純一氏は謝罪をしておらず(調査しましたが謝罪履歴は見つかりませんでした。もし謝罪されていたら、本記事は至急、修正します)なぜか、差別発言をされた側の、因幡はねる氏が謝罪しているんです。 え? 逆じゃなくて??? どういうことだ!? おかしいですよね? おかしいです! おかしいと思ったのでこの記

事を書いたんです。


Vのから騒ぎの配信で、「絵畜生」という差別発言がVtuberの支援者に認知され、その後互いの支援者が互いの配信を荒らした。 (すみません、この辺は時系列は整理できてません)
その騒動を沈静化させるために、因幡はねる氏が謝罪して、ことを収めようとした、という流れ。 因幡はねる氏の謝罪内容は「ジブリ」を比較対象として扱ったことも含むものでもありますが、ジブリうんぬんはここでは割愛します。

 

また、この前後関係で、神楽めあさんというVtuberも「絵畜生」と発言に対する抗議と騒動に関する謝罪があったはずですが、とくに謝罪の方はアーカイブに無いため、ここでは言及しません。


私は、因幡はねるさんの対応(謝罪)は、とても大人らしい判断だと思います。
本来は差別発言を受けた立場として、徹底的に抗議活動を行うという選択肢もあったのに、そうはしなかった。この判断の裏を、Vtuberのファンはきちんと考えて行動すべきです。

また少し、話が逸れますが、私はVtuberは第三の受け皿だと思っています。 声優や俳優、歌手、タレントとして成功しなかった人達の受け皿としての側面持っていると思っています。 (失礼ですよね、すみません)秀でた特徴・技能を持っているにもかからわず、見た目のせいで成功しなかったような人達の活躍の場…であると思っています。
これって、実にシュールな状態です。

かつて、俳優や歌手になれなかった人が、声優という新たな活躍の場を見つけました。
このとき、まだ声優という職業は存在していなかった=世間に認知されてなかったので、当時の声優は「俳優くずれ」だと揶揄され、蔑まれました。声優は俳優より”下”の職業だったんです。そして、長年の実績を積み重ねて、いま声優という職業は世間に広く認知され声優は俳優と並ぶ立派な職業の位置付けであると思います。

そしていま、声優になれなかった人が、Vtuberという活躍の場を見つけ、
声優くずれだと蔑まれ、Vtuberは 声優や俳優より下の職業だと、見下されているというのが”いま”なのかもしれません。 とあるVtuberは言いました。「まだVtuberは流行ってすらいない」と。Vtuberという職業は、今はまだまた世間に広く認知されていない、マイナーな職業であるという認識が故、

弱者だという認識故に、絶大な人気を誇る強者の加藤純一という相手に対して、
因幡はねるさんは、謝罪という選択を採ったのだと、私は思います。
彼女のファンは、その選択を甘んじて受け入れるべきです。支援者ならば大人になれ。

倫理的には、弱者が強者に謝罪するなんて、おかしいです。

私は、加藤純一さんの方が、正式に謝罪すべきだと思います。 でも、お互いのファン同士で中傷したりするのは、不毛です。こどもの喧嘩です。 いい歳した大人がこどもじみた喧嘩をするなんて恥ずべき行為です。 両者共に、大人になって、因幡はねる氏の謝罪を以て、争いは手打ちにすべきなのです。

Vutberのファンであるならば、Vtuberの魅力を流布させることや、彼らの活動を支援すること=認知度を高めることの方が建設的です。
加藤純一のファンも、見た目での差別ばかりして視野を狭めていないで、まずはVtuberの動画を見てみろと言いたい。どうせロクに見たこと無いんだろ?って。
ほんとに全てのVtuberがつまらないと思うならば、その人は感性が乏しい哀れな人です。

 

 

さいごに、私は全ての差別主義者(レイシスト)を軽蔑します。

 


余談
支援者の数を測る指標として、同時視聴者数が多い・少ないということが議論の的になることがあるようですが、これは論点がズレています生配信の同時視聴者数が多かろうが、少なかろうが、支援者数との同義にはなりえない(参考値である)ということを、我々は認識したはずです。

「いだてん」の視聴率問題※によって!!

※大河ドラマ「いだてん」が最低視聴率を記録したが、ネットの評価は高評価ばかりで視聴率と世論の乖離が浮き彫りとなった。本当に人気がなく、一部の熱狂的ファンのみが絶賛する声が世論に聞こえてしまうでんでん現象 なのか?あるいは、本当に視聴率が機能していないのか?それは神のみぞ知る。しかし、本当に一部の熱狂的ファンだけならば、いだてんのトレンドが世界3入りするのは少し腑に落ちない。よって私は視聴率が機能していない派である

 

生配信は、生活環境上視聴できない人が計算されない。という欠陥があるデータなので同時視聴者数は、支援者数を測る目的での統計的なデータとしては使ってはいけないはずです。(統計を少しカジればわかること)
このようなことを、一般的に「数字のマジック」といいます。
なお、正確な支援者数を知る事は不可能だと思います。 Youtubeの「チャンネル登録」もとりあえず登録しているだけで見ていない人も居るでしょうし、動画の再生回数だって100人が1回づつなのか、10人が10回づつなのか解りません。
どちらの支援者・支持者が多いか少ないかなんていうのは、知りようがない不毛な議論です。

 

一番参考にしたソース。多少、執筆者のバイアスを感じる。

 :https://matome.naver.jp/odai/2157612390773594201
こちらは執筆者がVtuber寄りでバイアスが激しい。 時系列の参考にした程度

 :https://togetter.com/li/1440314