基本無料(Free to Play)のゲームですが、無料でこのクオリティは凄いです。
本当にすごいゲームです。
残念なことに、Z指定のゲームなので、日本では100円の支払いが発生します。
(なんで1 円や10円じゃなくて100円なのか? 返金もできないのか? という謎は残る)
日本では有料タイトルですが、そのぶん、100円分のデスメタル(課金通貨)がついてくるとのこと。

~紹介:ゲームの概要~
このゲームはダークソウルのように三人称視点ハクスラで、クローン兵士(?)を育てながら、バルブの塔と呼ばれる塔を進んでいくゲームです。
クローン兵士は、個体毎にレベルを育てる必要があります。
序盤の兵士は、最高レベル20程度しかなく、
そのままでは敵のパワーインフレの前に歯が立ちません。
ですが、塔の登っていくと、最高レベルが50の兵士が、さらに進めると70の兵士が…&more
アンロックされますので、それらの兵士をまた1から育てて、
だんだんと高層階にチャレンジする仕組みです。
塔は40階以上、(50階ぐらい?)あります。

~紹介:Free to PLay要素について~
基本無料(日本以外)で、しかも課金がMUSTじゃありません。
もち、実質的に課金が必要なゲーム(そういうのあるじゃないですか)の類いでなない、ということですよ。
キャラクターを育てながら、バルブの塔を進んでいくのですが、
道中で死んでしまうと、簡単には蘇生できません。(蘇生の手段は大きく3つ)
蘇生しないと、そのとき持っていた装備・ゲーム内通貨などもろもろ含めて、
凍結状態となります。
ちゃんと貯金があれば、ゲーム内通貨で蘇生できますが…
貯金が無いときに高層階で死んだ時は、お金が支払えないので課金アイテムであるデスメタル(課金通貨ですね)があればゲーム内通貨が要りません。
登頂アタック…と私は呼称していますが、新しい高層階に挑戦するときは、必ず貯金を残して置くように準備をしておけば、なんら問題はありません。
デスメタルだけはどんな事があっても不意に損失することはありません。(当たり前ですが…念のため)
また、ゲーム内の高層階を進むとチャレンジがアンロックされ、そのチャレンジを達成することでも、デスメタルを得ることができます。(ログインボーナスでもらえたりもします)
つまり、課金しなくてもデスメタルは得ることができますし、そもそもデスメタルが無くとも問題は無いのです。 こんなことをいうと開発者は悲しむかもしれませんが…

ゲーム内の倉庫の数(最初は40個だったかな?)を拡張するのにも、
デスメタルが必要なんですが、私は専らこのスロット拡張にデスメタルをあてています。

また、地上から高層階に行くにはエレベーターを使うのと、地道にステージを進んでいくのの、2通りがあります。
このエレベーターを利用するのにはゲーム内通貨が必要ですが、課金してチケットを買うと、交通費無料の、エレベーター(金色で豪華w)が利用できます。
少なくとも、20階ぐらいまでは、課金エレベーターの必要性は感じなかったのですが、このゲームは40階ぐらいあるそうなんで、
もっと高層階になるとチケット(課金)の重要性が出てくるかもしれません。
本作における課金の位置付は、その時間短縮ですね。時間をお金で買うときに課金が必要なのです。


~紹介:3種類の独特なPvP要素について~
PvPっていうのは、ちょっと語弊があるような気もするのですが…(公式で言ってますけど)
プレイヤー同士が直接戦うことはありません
ダークソウルのようなPvPではありません。
あくまで、プレイヤーの相手は、必ずA.Iです。


1.ヘイター(HATER)の存在 ~死んだ他のプレイヤーと戦い~
攻略途中に息絶えたプレイヤーの死体がアンデッド(HATER)となって、自分や、他のプレイヤーのステージにA.Iとして出現するという仕組みです。(似たような前例はありますが)
HATERには、ランダム生成されるものと、プレイヤーの死体が居ますが、プレイヤーのHATERはもろにゲーマータグになっている。
しょぼい装備のHATERだったらラッキーですが、完全武装のHATERは危険。
こっちがレベル1だとしても、平気で30レベルのHATERとか襲ってきますから、HATERと出会ったら、戦闘するか逃げるか、よく考える必要があります。
なお、武器の設計・強化に必要なソウルは、(序盤は)HATERを倒すことでしか入手できません。これがちょっとミソだったりします。

2.強盗遠征 ~兵士を他のプレイヤーに送り込む要素~
プレイヤーの死体=HATERですが、意図的に他のプレイヤーに遠征に出す(兵士を送り込む)こともできます。
これはハンター(Hunter)と飛ばれ、HATERより一層危険です。
ハンター追い剥ぎも、やはりプレイヤーが操作するのではく、A.Iとして敵プレイヤーのステージに出現します。
完全にプレイヤーを殺す為に送り込まれた存在なので、スキル・装備は常に完全武装だと思ったほうがいいですね。
スナイパーライフル、マシェット、バタフライナイフ、ネイルガン、またはツルハシを持って居たら、要注意です。(ツルハシやアックスはスーパーアーマーが有るので危険)
ハンターが標的を始末すると、送り込んだ側はお金とソウルが手に入り、仮にプレイヤーと戦闘にならずとも、遠征のボーナスとして、アイテムや材料が手に入ります。
ハンターを撃退すると、HATERと同様、倒したプレイヤーはお金・ソウルを入手できます。

3.本格的な戦闘~東京デスメトロ~
東京デスメトロとは、様々な地域(チーム)の所属となって、他のプレイヤーのベースを襲撃したり、自分のベースを防衛したりする要素です。
これはメタルギア5のホームベースに近いと思います。
他のプレイヤーのベースを襲撃すると、他プレイヤーからお金・ソウルを奪い取ることができます。
そして、プレイヤーは育てた兵士を防衛に配置して、敵プレイヤーの襲撃に備えることもできます。
この防衛も全てA.Iが行います。繰り返しますが、プレイヤーの相手は常にA.Iです。
プレイヤーは必ず、どこかに所属せねばならず、この攻防から逃げ出すことは不可能です。
できるだけ参加したくなくなければ、地味な地域に所属することをオススメします。
海外ですと、カリフォルニア州(CA)のチームは、カナダやブラジルなど様々な地域と激戦を繰り広げており、積極的に攻防に参加したい人は、このような地域に所属してみるといいですね。

東京デスメトロのメリットは、ずばり膨大な利益が挙げられます。
コツコツをステージを攻略して回収したアイテムを売ったりするより、
何倍も早くすごい利益を得ることができます。
たとえば、序盤は30分のステージ攻略で1万稼ぐことができますが、東京デスメトロであれば、3分で3千は当たり前で上手く行けば5千とか。 3倍以上のスピードで稼げる計算です。
その旨味に酔いしれてついついやってしまうのですが、実は凄まじいリスクも抱えています。
それは襲撃に失敗すると、そのキャラクターの全ての所持品をロストしてしまう点です。
3千の利益を得ようとして3万を失うリスクもあるので、襲撃時の装備やターゲットは慎重に選びましょう。
最も合理的なのは、最小の装備で手頃なターゲット(そこそこの利益と、そこそこの防衛戦力)を襲撃することですね。(裸に剣だけ持って、利益3千未満、ポイント400未満のカモを狙うとか)
ただ、利益が少ない人でも、ハイレベルのセキュリティーなこともあれば、
利益が多いのに無血開城だったりもします。
ハイリスク・ハイリターンをとるか、ローリスク・ローリターンを選ぶか、あなた次第です。

この東京デスメトロには、更に恐ろしい要素があります。
前述したように、育てた兵士を防衛に配置することができますが、この兵士が敵プレイヤーに破れると、なんと誘拐されることがあります。(誘拐する/しないはそのプレイヤー次第)
誘拐されたキャラクターは、そのままでは使用することができません。
誘拐者(プレイヤー)に身代金を支払うか、復讐して奪い返すか(そのプレイヤーのベースを襲撃)…です。不要なキャラだったら削除してもいいです。
救出したくとも敵が強すぎて太刀打ちできない場合は、泣く泣くお金を集めて身代金を支払うしかないのですが、
所属チームのみ、味方の人質を解放するレスキューミッションが可能です。
(レスキューミッションがあったら積極的に仲間を助けてあげましょう!)
所属チームが弱小だとレスキューしてもらえる可能性は低くなるので、
地味な地域に所属すると、いざというときに、そういうデメリットがあります。
これが非常に悩ましいところですね。
もちろん、防衛戦力を一切配置しなければ誘拐されることはありえませんが、
それはつまり無血開城を意味します。 襲撃された場合、確実にお金を奪われます。
無血開城を覚悟してるプレイヤーもたくさん居ます。
(奪われてもその分、シングルで取り返すのは容易ですから)

TDM(東京デスメトロ)ポイントが高ければ高いほど、人からの強奪を重ねているので、
それらの輩は相当にセキュリティーに金をかけた、激しい抵抗が予想されます。
特に、TDMポイントが600以上だった場合、確実に数十回以上は強盗しているので、
70Lv以上の警備が数人規模で居ると思って間違いありません。

人から奪うことの旨味を知っている奴ほど、奪われることを恐れるものです。
まさに悪銭身に付かず、というものを実感します。
もし、自分にランク3(70Lv)の兵士が居なかったら救出を待つか、身代金を支払いましょう。


~感想~
無料100円でこのクオリティは凄い!
単純に塔の頂上を目指すだけでも、数百時間以上のやり込み度を持っていますし、
オンライン要素を考慮すれば、それ以上です。
据え置き機の無料ゲームでは、WoT、War Frameなんか特に凄いゲームだと思い、
国産のドラゴンズドグマオンラインもかなり楽しめたのですが、
本作はF2Pの新たな代表作となるタイトルかと思います。
日本ではZ指定なので残念ながらクレジットカードによる100円の支払いが発生してしまいますが、その分のゲーム内通貨「デスメタル」が付属するという対応はGJですね。