NHKの番組「オトナへのトビラ」で「ゲーム依存」が取り上げられていましたが…

いちゲーマーとしては、とても納得できるものではない内容でした。


というのも、その番組では全てのゲームを単に「ゲーム」と一括りにして扱っていたからです。
(細かいジャンルを指定してもわかりづらい、という趣旨があることは理解しますが)


これは、ゲーマーにとっては結構屈辱的な扱いでして、


たとえるならば、「野球」「水泳」「乗馬」 「スポーツ」として一括りにされるようなものです。
共通点は持ちますが、内容は全く異なるものです。


話は戻って、

この番組では「オンラインゲームの依存症に陥らないように気をつけよう」という注意を促す目的だったのですが、

「ゲームは時間をつぎ込めばつぎ込むだけ見返りが来る。裏切らない」
「時間を欠けて強くなると万能感。支配感が得られ、現実では味わえないものである」

こういうことが、「上手くいかない現実」から目を背けてしまう人たちにとっては魅力的で、

だからゲームに入れ込んでしまう危険性を孕んでいる…という理屈でした。


ゲームを知っている人はすぐに解るのですが、

ここでいう「ゲーム」とはすなわち、「RPG(MMORPG)」といういちジャンルにすぎないことが解ります。

ゲームといっても様々なジャンルがあり、

RPG
ACT(アクション。 マリオとか)
FTG(格ゲー。 ストリートファイターとか)
PZL(パズル・落ちゲー。 パズドラとかテトリス)
ADV(アドベンチャー・サウンドノベル。 かまいたちの夜とか)
SLG・STG(シュミレーション。 恋愛モノはときめもとか。 戦略・戦術モノは信長の野望とか)
RCE(レーシング。 イニシャルDとか)
STG・TPS・FPS(シューティング。 縦横スクロール系や、ゲーセンの銃で撃つやつ)
SPG(スポーツ・音ゲー。 野球やサッカーとか、ダンレボ、太鼓の達人とか)


格闘、レーシング、シューティング、スポーツ等のオンライン対戦ゲームもそうですし、
音ゲーや、戦略ゲームなどもそうですが、
時間をかけても自分が絶対的に強くなることはありません(基本は)


プレイを重ねることで、ルールを理解して、自分や敵の性能を知り、何が出来て何ができないのかを知る…
自分のキャラクターが強くなることは無く、経験・知識だけがプレイヤーに蓄積されます。

そうして、自分が次にどうすればいいのか判ってくるため、

経験の差として、他のプレイヤーとくらべて、相対的に強くなるだけです。


MMORPGのようなレベル至上主義 (レベルの差が絶対の差で、プレイヤーの知識・経験で越えられない差)

とは全く異なります。


経験や知識が蓄積されるのって、現実のスポーツにも言えることですよね。


時間が直接、パワーに換算されるには、ゲームの全ジャンルの中でもRPGを含めた一握りです。

そういう”いちジャンル”を切り取って、

あたかも「ゲーム」全てがそうであるように言うことに、私の中のゲーマー魂は憤りを感じました。