ネットの評判もそこそこで、体験版もいい感じだったので購入。しかし、7千円の価値あるかな…これ。

前時代的な香りがそこかしこから漂うのですが、それもそのはず


このゲームは2007年に発売されたゲームのブラッシュアップだからです。

グラフィックや処理系に手が加えられており、前世代機よりプレイがしやすい模様。


【2007年っぽい所】

・クソみたいなキャラの設定
 →史実に基づいてもいない奇妙なダサい鎧を纏い、
   それっぽい台詞を言ったり、それっぽい事をしたりするだけの薄っぺらいキャラクター達。台詞もクソ。
   キャラデザインの人たちは、適当に作ったんでしょうか?


・みんな口パクとか表情がおかしい
 →台詞と口が合っていない。(口の動きは英語?)表情もカッチカチで見るに耐えない。


・ユニットの能力値が全然解らない
 →他ユニットとの強弱関係は判るのですが、具体的なユニットの能力が何も表されていない。
   数値ではもちろんのこと、バーとか、比較できるような材料もなし。
   攻撃力とかHPとかも全てです。
   あるのは簡単な説明文のみ。
   自分の味方はもちろん、敵のHPも見えないので、

   自分の兵士たちがいつ死ぬのか(死にそうなのか)も解らないという恐怖がつきまとう。

   まあ、死んだら戦旗というアイテムで蘇生すればいいんですが。


・ダーゲット層がイマイチ解らない。
 ライトユーザー狙いなんでしょうか?
 はっきり言えることは、リアリティを求める層には絶対受け入れられないこと。
 戦略性を求めるRTSファンにも受け入れられないこと。
 なんとなく「中世ヨーロッパ」という単語に憧れをもった若年層が狙いといった感じでしょうか?


【ダメなところ】

・節操の無いプレイヤーと、破綻したストーリー
 私は、一番初めにイングランドかフランスか選ぶものと思っていましたが、実はそうではなく
 ミッション毎にどちらかを選ぶんですね。
 しかも、必ずフランスに付く必要があったり、必ずイングランドに付く必要があったりと、

 コロコロ陣営が変わります。
 そんな"気まぐれ"な傭兵に関わらず、それぞれの陣営は毎度のように頼りにしてきます。
  「昨日は敵だったから散々味方を殺されたし、何箇所も拠点を落とされたけど、今日は味方だから王様のそばで守ってね!」
 というめちゃくちゃに割切の良い人達で、
 かなり重要な任務を、何の疑いも持たずに傭兵に任せちゃいます。

 そして、明日もまた敵となったプレイヤーに襲われるのです。
 そんな、

何でも許せちゃう人達が、何故血で血を洗う戦争をしているのか、私にはとても疑問に感じます。


・雰囲気ゲーになってしまっている。
 この手のゲームで重要なのは、やっぱり戦場です。
 戦場には、然るべき場所に、然るべき兵科然るべき量が配置されていないといけません。
 ところが、ユニットは布陣や動き方もバラバラ「適当に配置された」感が強い。
 とりあえず大きな拠点に向かっていくみたいな、なんとなくの戦いしか無いのです。
 戦術の「せ」の字もありません。
 そんなにこだわるなら「Total War」でもやってろって話なんでしょうが。


・極端なユニット差
 ユニットの使いやすさというものが結構極端なゲームで、
 盾持ちの歩兵を強化すると、騎馬兵にも弓兵にも対抗できますが、
 逆に騎馬兵は強化しても、長槍の防御状態に突撃するのは無謀で、
 弓兵も殲滅力があまりなく、
 歩兵が一番強い印象しか残りません
 特に衝撃派を飛ばせる大剣兵が便利すぎる。


・結局無双ゲー
 数時間ほどプレイして、兵科のレベルが50程度になると、向かう所敵なしの無双状態になってしまいます。
 あまりにも歯ごたえが無く、すぐに作業化してしまうのが残念。


・ナイトメア編の不要な設定
 不思議な剣を持っているからゴブリンや骸骨も引き連れることができる!

 という謎の説明をダラダラと受けますが、

 もともと忍者やバイキングなんかを連れていけるんだから、今更そんな説明をされたところで、誰も気にしない。


・フリーズ多し
 数時間に一度ぐらいの頻度で、かなり多い部類。(アサクリユニティと同程度。ダイイングライトよりは多い)
 戦闘以外のショップなどでもフリーズします。
 頻繁にセーブしましょう!


面倒なサイドミッション
 戦場にメモを忘れたから取ってこいとか、人に伝言をするとかいう、くだらない内容が多くてダルい。
 そんなものは馬を飛ばせば良い話で、素性の知れない傭兵に雑用を任せる気が知れません。


【良いところ】

・4つの部隊を軍団化して、最大200ユニットを一度に操作できる
 迫力あります。


・混沌とした戦場
 象兵を忍者が襲撃し、ホプリタイと騎馬武者が戦い、カタパルトがバイキングを蹴散らす。
 そんな奇っ怪な光景が当たり前のようにあちこちで繰り広げられます。

 これが良い所なのか悪い所なのか、受け取り手によりますが、

 もはや良い点と捉える他ありません。


・キャラクターカスタマイズの幅が広い
 顔のエディットはかなり自由な方。(髪型も60セット以上とかなり多い)
 装備も4種類(頭部、ボディ、腕、足)の組わせで、色々と着飾れます。
 装備品の多さは和ゲーらしくボリューミー。戦国武将のような格好から騎士まで、一通りあります。


・ナイトメア編
 一つのマップで連続の戦闘ができる点が良いです。(通常は、1マップ10分の制限時間)
 敵も多くて、混沌としている感じが出ています。
 こちらは結局無双ゲーかとおもいきや、敵にグリフォンが登場すると一変
 とたんに難しくなります

 バランス調整に失敗しているとも思えますが、本作では、このぐらい難しいほうが面白い。


【総評】

実際にあった戦場で実際の戦いに身を投じられると思ったら大間違い

(それがやりたきゃTotal Warでもやってろって話なんでしょう)

戦術がありそうに見えても、実際は力(Lv)こそが全て

「結局無双ゲーでしょ?」と言われて、誰が否定できようか。

色々な種類の兵科を引き連れたり、色々な装備品を身につけることができるので、それなりの時間は潰せる。
大作までの繋ぎにはなるが、フルプライスは高すぎる
2千円ぐらいだったら、フレンドと一緒に買って、オンラインをやるのもいいでしょう。