もともとは「続・夕陽のガンマン」のリメイクみたいな位置づけの映画だと思いますが、ガンアクション重視のこの映画は本家より私の好みでした。

まずタイトルの話をすると、

本家が「the GOOD the BAD the UGLY」に対して今作は「the GOOD the BAD the WEIRD」

タイトルの「良い奴、悪い奴、変な奴」の3人の主人公がいますが、良い奴も決して善人ではなく、賞金のためには冷酷な手段も取る事も。悪い奴もただの悪人じゃなったり、全員がそれぞれ良い、悪い、変な所を持っていたり。


肝心のガンアクションは飛んだり跳ねたりする感じのアンリアル志向(アクションのCG無し)なので、

硬派なのが好きな人は見ても全く楽しめないと思います。

逆にジョンウーみたいなのが好きなら全く問題無い


大きな見せ場が2つあって、初めは闇市での戦いで、良い奴がロープに捕まって舞う中国的な動きの撃ち合いは予告編なんかにも良く登場するシーン。


そして映画後半の追撃シーン。まさに西部劇版カーチェイス、全勢力が全軍を投じる一大チェイスは圧巻。

このチェイスであのテーマがかかるのですが、そこが良い!盛り上がる事間違いなし!

「キル・ビル1」のラストでオーレン・イシイとの決闘でかかる曲にそっくりと思った人もいるはず。

でもよく聞くと違いますwかなり似てますけど。


そしてラストのラスト、3人で三つ巴の決闘はジョンウー式メキシカンスタンドオフを採用。


全体的にアクションでは"良い奴"が、笑いでは"変な奴"が、それ以外は"悪い奴"が光ってます。

アクション映画ファンは見ておいたらいいんじゃないでしょうか。