「FPS考察」
まず、ゲームにおいて
「PCゲームと家庭用ゲームでは何が1番プレイヤーにとって違うのか?」
映像か容量か?ずばりコントロールであろう。
PC用のゲームではそのボタンの多さから、多様で素早い動作の数々ができる。
しかし家庭用ゲーム機のゲームはそのボタンの数が限定されているため、
動作の数、種類も限定されてしまう。
その代表的な動きが「リーンとカバー」だ。
「リーン」とはプレイヤーの体を曲がり角や遮蔽物から体を晒さずに上半身だけを
動かして「覗きこみ」で攻撃する事を言う。
「カバー」とはプレイヤーが遮蔽物に隠れて移動なりする、攻撃する時に体を現して狙うなり、「ブラインドファイア」で敵を見ずに弾幕を張ったりする。
「反り」ではプレイヤーな動けないが、「カバー」では遮蔽物が続く限り動ける。
では何故「反り」では動けないのか?箱のコントローラーはスティックが左右に
一つづつある。
ふつう左(L)が体の移動で右(R)が頭の視点だ。
Lを前に、Rを右にすると自身は右回りに動き続ける。
(こういう動作が苦手でFPSをやらない人がいると聞く。)
反りの場合、例えばAを押して「リーンモード」に入る必要がある。
その後、遮蔽物から覗いている上半身の上下左右を動かすのにL、これだけだと頭
は前を見たまま、体を出したり引っ込めたりしか出来ないから、視点にRも使う。
だから移動が出来ない。
方向キー?あれは飾りだから移動は無理だ、しかも方向
キーじゃなくて「十字パッド」だ。決して移動するためのボタンじゃない。
主に装備の切り替え、仲間への指示に使う。
個人的にも客観的にも使い易いのは「カバー」だ。何故なら、カバーモードは必
然的に三人称になるため(隠れている自分を見るため)、視界が広がり死角が減
るから「不意打ち」が減る。
反りはそれで覗きの微調整が出来て、攻撃を上手く避けれたりするから、好きだ
が、やはりカバーが上だ
カバーとリーン、両立してるゲームは見たことがないし、ある訳がない。
何故なら目的が同じだからだ、目的は隠れて身を守ること。
両方実装しても無駄に操作枠が減るだけだ。
しかし「ゴーストリコン」というゲームだけはかなり異例中の異例と言える。三
人称と一人称を切り替えが随時可能で、
シングルプレイでは壁に張り付いてカバーが出来る、しかしマルチプレイでは
カバーを廃止してリーンを採用している。
しかもそのリーンの方法が説明書に無い
という、前代未聞というか意味不明だ。