「あいち2025」の翌日は滋賀県の近江八幡で開催されている「BIWAKOビエンナーレ2025 "流転-FLUX"」に行ってきました。
「あいち」や横浜トリエンナーレのように美術館のような広い会場での展示はなく、ほとんどが古民家を使った展示になっています。それでチケットは3500円、「あいち2025」は1DAYパスが2100円、昨年の横トリも2千円台だったはずなので、3500円はちょっと高いですね。まあ、そんなにお金のない地方の自治体開催ということですか。
最初は総合案内所である旧伴家住宅でWebのRQ見せて紙のパスポートを受け取ります。紙ですか、「あいち」はどこもQRで入れたけど。旧伴家住宅は小規模な歴史資料館にもなっていて、入場料は通常400円のところパスポート提示で200円って、まだ金取るの?
奥中章人《INTER-WORLD / SPHERE》
えっ、こんな場所にこれ!? っていうのはこういう展示の面白いところですね。この人のバルーンはWHAT MUSIUMでも見たけど、あれは中に入ることができました。これも入れたらしいのですが、誰もいないし説明もない(見逃した?)ので入りませんでした。何で誰もいないの?
本郷芳哉《M表層》
琵琶湖の波からの連想だそうです。ピッタリ並べないで重ねたりしているのがいいですね。
次の展示がある旧石川家住宅も入場料300円のところパスポート提示で200円、計3900円。やれやれ、横トリや「あいち」で美術館の入場料を別に取ってるようなものですね、追加料金はここまで。

秋永邦洋《Hazy》
陶器の動物たち。どこか神々しい、昔からいるここの主みたい。
新野恭平《透の呼吸》
ガラス製のクラゲが宙に浮いてます。繊細で壊れやすい一方で、家の中をゆっくり泳いでいるようで、フワッとした幻想的な感じもします。

小松宏誠《Lifelong_chandelier_remaster》
天井のない高い吹き抜けを生かした展示です。美術館だと見逃してしまいそうですね、こういう場所とセットで作品になっているみたい。

北浦雄大《異世界雲中菩薩》
和テーストの展示ではこれが面白いですね。菩薩が雲に乗って軍団で来る、神話のようでマンガっぽくもある。
米谷健 + ジュリア《大蜘蛛伝説》
真っ暗な中に光る作品も多いですね、普通はグロテスクに描かれる蜘蛛が美しく光ります。
saiho + 林イグネル小百合《幻象の庭》
投影される光が動き色を変え、様々に変化します。これは魅入られました。

河合晋平《アイシクル・ウォーブ》
未知の植物か海洋生物みたいなものがびっしりと、何でしょう?
実は綿棒です。アイディア勝ちですね、美しささえ感じます。
有料展示は全部見ましたけど、あの料金は高いですね、バルーンや大蜘蛛など既に他で展示された作品が多いようですし。「展覧会ガイド」という10ページのパンフレットはMAPと作家名と時刻表が載っているだけで作品リストや作家紹介はなし、10ページ中4ページはショップ情報と広告。作家紹介はHPにありましたけど。
次回以降行きたいか、と言うと、申し訳ないですがもう行くことはないです。