25年前のあの頃も
25年も経ってしまった今でも
変わらず貴方は、私を
「僕の姫」と呼ぶ。
多分、死ぬまでずっと。
嘘でもいい。
でもね、私をだましても、もう何のいいこともないはず。だって、もう若くもないし、たいして裕福でもない。
けど、そもそも
私は何も要求されない。
ただ、生きていてくれればいいと。
健康で長生きして欲しいと。
貴方はそう言う。
そしたらいつか、、、、、
奇跡は起こるかも知れない。と。
そうして、ずっと嘘をつき続けて欲しい。これは私からのお願い。
貴方が先に眠っちゃうと寂しいから、
私より先に寝ないでとお願いした昔。
優しい顔で言った。
「絶対に先に寝たりしないから、安心して」
そして貴方は、本当に寝なかった。
ずっと、優しく目を細めて、私の髪を撫でた。
あれから、今でも私より先に寝ることはない。
必ず、最後までLINEの返信をくれる。
「僕の姫だから。。。」
どうか、長く健康で生きていてね。
私もそれ以上、望むことなどない。