5月に、新規事業に参入しようと試みた。
勝算はないわけではなかった。
ところが運命の女神はYESとは言わなかった。
予想外のところで綻びが起こり、私は、1秒でも早い撤退を決めた。
危機一髪、最低限の損失で、無事に撤退した。
思い出すと今でもゾッとする。
ところが、だ。
その2日後、すでに運命の女神は私に過去最大のチャンスを送り込んでいた。
2日後からの出張では、私はレベルの違うような雲の上の会社にいた。
おそらく、通常の精神状態なら、緊張してうまくいかなかったかも知れない。
だが、その時、私は何を考えていたか。
2日前に急遽撤退した事業の関係者への詫びを考えていた。笑
もちろん、目の前の取り引き先の大きな会社への対応は、一分の隙もないほど丁寧にやった。
無意識に。
そして、休憩になると、隠れて前回の事業の関係者に詫びの電話をした。順々に。
今、目の前にある成功も失敗も、何も考えてなかった。無欲だった。ただひたすら詫びた。
今思い出すと笑える事態である。
そして、それが、今、ここにきて、神様はもう一度、チャンスをくれた。
木曜日。
もう一度、お訪ねする。その時のあの大きな会社に。契約書を持って。
人間万事塞翁が馬
何がいいか悪いかはわからない。
うまくいっても落ちる時もあり、予想外にうまくいくときもある。
人生の曲線グラフは、上昇と降下を繰り返し動く。
上昇と降下を繰り返して動く全体像が、上昇しながら。
怖くても動くことだ。
失敗したら、撤退。
誠心誠意。
野望を抱け。
私は私である。
私はあなたでもある。